函館山にて、お菓子について雑考
この記事が投稿100稿目になる。妻に「よく毎日書くことがあるね」と言われたことがあるが、自分でもそう思う。約3ヶ月半で100稿であるのでほぼ毎日あーでもないこーでもないとぐだぐだ書いたことになる。まだ発想だけは若いと思いたいのだが、同じような題材を何度も記載しているので、典型的な年寄りは同じことを何回も話す、という現象に過ぎないのか。
今日は休日であったため、今年初めての函館山登山(自家用車にて)をした。奇しくも第1稿目も函館山での記事を書いたが、100稿目も偶然函館山での題材を選んだ。今日の函館市内は午後から陽も射し、気候が回復するも風が強めで体感気温はかなり低く感じた。そんな時に函館山に登ったため、とても寒くて写真を撮ろうという気になれなかった。こんな環境の中、毎日山頂で写真を撮影しているハコダテ150+某スタッフは立派だと改めて感じた。
さて、その寒さのため、展望台二階の土産品コーナーでぶらぶらする時間が長くなったのだが、販売している商品を見てあることに気付いた。
それは、販売している菓子類の製造者が函館以外の道内製菓会社のものが予想以上に多く並んでいたことだ。北海道旅行が函館だけだった人や旅程の最後が函館でまだ土産品を購入していない旅行者のために、北海道銘菓という括りの菓子を販売しているのは充分理解できる。ところが、函館に関わる冠を付けた菓子も、例えば札幌や石狩や苫小牧で製造された菓子が販売されているのだ。
これはどうも理解できない。例えば、札幌に住んでいて、登別への温泉旅行の土産品が札幌で製造された物だったら、私はがっかりする。旅情を感じることができない。どうも旅行をしたという気分になれない。
今の旅行者はどうなのだろうか?製造者などどうでもいいから函館という名前が付く美味しい菓子だったら気にならないのだろうか?土産品を贈る方も受け取る方も無感覚なのだろうか?
いずれにしても、函館が全国に誇れる菓子がないことは寂しい。前回、函館には高い感性を身に付ける土壌があると言ったが、味覚に関してはそうとも言えないのかもしれない。素材だけに頼ってはいけないのだ。味の工夫が急務である。函館に行ったら友人・親戚にあの美味しいお菓子を買ってこようと思えたら、今度の旅行先の候補の中から選択される確率が高くなるはずだ。
今週開催中のOdakyu百貨店の「北海道物産展」に多くの札幌のスィーツに混じって、五島軒のチョコレートケーキが出品されていました。
ま、旅行好きの人には「五島軒」はそれなりの知名度を持っているようですね。五島軒は「缶入りレトルトカレー」とか、「スープ」とか出てましたが、スィーツは初めてでは?
>他府県産のお土産 これは土産屋さん業界では常識のようですよ。メーカー名や産地表示を必要としない「土産品」ではもっと凄くて、長野県の某地域で全国の8割近い生産をしているとか。びっくりです!
「函館ブランド」、確かに言うは易く、作るは難しってことでしょう。
私の函館土産が「六花亭」って言うのはちょい情けないけど、渡した相手の反応は間違いなく「白い恋人」より良い!
そんなお菓子やブランドが欲しいですよね。
ブランドができれば、なぜか街のイメージまでアップするはずです。小樽のルタオなんか戦略的には面白いブランドだと思っています。
ちなみに、本州の方もはまった人は函館土産のベスト3に入れているようですね。