函館の観光名所の冬景色

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高田屋嘉兵衛像と函館山。個人的にこの組み合わせは絵になると思っている。嘉兵衛像の横のビルがなければ申し分のない「絵」である。

たまには、写真を中心にお送りしたい。私は写真をフィルムで撮っている。(コンデジもあるが)そのため、フィルム1本が一区切りとなるわけだが、今回現像されたものは、けっこう気に入っているものが多い。色々新たな試みで撮影したものが結構ある。
次の写真もその中のひとつだ。
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吹雪の時に撮影した旧英国領事館。
しばらく函館は雪の日が続いた。散策をしながら撮影することが身上の私にはなかなかその機会がなかった。吹雪の日はもちろんのこと、しんしんと降っている雪の中を歩いて撮影するのもしんどい。おまけにカメラを首からぶら下げてうろうろするため、カメラが雪で濡れてしまう。

そんなフラストレーションが溜まりそうになった時、もういいや、車の中から撮ってしまえ!と撮影したのが上の写真である。そして、どうせ雪だらけなのだから、雪に焦点を合わせてしまえ、とやったら、こんな写真になった。これはこれで面白いと自己満足している。
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元町のプレーリーハウス。ここでは構図を決めるのに5分ほどかかった。また、決めてからピントをどこに合わせるかにも相当時間がかかった。きっと何枚もこの建物を撮影しているからだろう。建物そのものにピントを合わせると、どうもしっくりこなかった。だが、美しいデザインの建物である。それをしっかり写さなくてもいいのか、と思ったが、美しいものはぼかしても美しいはずだと決めて撮影した。
どうだろうか。
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旧ロシア領事館。雪の白とレンガのえんじ色の対称がいい。そして雪が綿のように木の枝に載っているが気に入っている。

これから、最初の方に話した気に入っている写真を多く登場する予定である。また、先程ハコダテ150+にアップしたスタッフブログの「冬の鱒川町」で使用した写真もお気に入りだ。良かったらご覧いただきたい。


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by jhm-in-hakodate | 2011-01-29 00:54 | 函館の街並・建物 | Trackback | Comments(6)
Commented by ayrton_7 at 2011-01-29 14:23
本当は主役になるべき被写体にピントを合わせないで
脇役にピントを合わせるのも面白い絵になります。
つまり、はっきり見ない方が鑑賞者の想像を働かせるからです。
上から2枚目の写真は、雪にしてもピントの合っているところと
外しているところがあって、写真自体は平面なのですが、そこから空間を感じさせてくれるのです。
あたかも空間を切り取っているような。
そこが鑑賞者を楽しませてくれるように思います。
Commented by ayrton_7 at 2011-01-29 14:43
かつてインターブロック構想というものがありました。
地域開発の一つの考え方の一つです。
東京圏は通勤時間が遠いところで2時間ぐらいかかる場合があります。
それを一つのまとまり=ブロックと考え、東京圏のように全国をブロックごとに地域開発を行おうとするものでした。
Commented by ayrton_7 at 2011-01-29 14:43
それは四全総(第四次全国総合開発計画)の中心となる考え方でした。
それを青森と函館にも適用したのでした。
ところが、青森から函館に何人の人が通勤通学してくるのでしょう?(その逆は?)
地元にいればわかりますが、通勤時間は30分ぐらいです。
現場を離れた総合開発計画で、笑ってしまうような計画です。
しかも、その話が未だに聞こえてくる中、つまり舌も乾かぬ間に、今度は、コンパクトシティー構想です。
かつて理想都市論を様々な学者が唱えました。
その中には、田園都市構想(ガーデンシティー)などもありましたが、コンパクトシティーもその中の一つの考え方です。
当時のコンパクトシティーの考え方と、今、やろうとしているコンパクトシティーは、状況が異なっています。
にも関わらず、同じ名前で(つまり有名な学者が唱えた発想だから正しいのだ、反論は挟まないぞ!みたいな感じで)唱えられるのは、非常に不愉快な感じがするのです。
函館市は、国が考える地域計画や都市計画の構想に左右されず、自分の構想をもって取り組んでゆくべきであると思います。
Commented by 旅人 at 2011-01-29 15:00 x
よく「写真は引き算」と言われますよね。
何を見せたいのか、なんだと思います。
英国領事館の写真好きだなあ。
鱒川町の写真も拝見しました。
函館にもこんな場所があるんですね。
馬たちの人懐っこさ伝わります。


Commented by jhm-in-hakodate at 2011-01-31 00:21
ayrton様、2枚目の写真はピントをできるだけ近くにとって、雪の背景を旧英国領事館にしようと撮影したものです。

コンパクトシティー、実際にそうなったらどんな功罪があるか、正直言ってわからない部分もあります。しかし、ほとんど使われることなく野ざらしにされている苫小牧・錦岡地区の市が造成した広大な土地(所有は個人)を見ると、消え行く自然と人の財産の虚しさを感じざるをえません。
また、そこに住む老人はどんな思いなのか、何かあったら子供・親戚に頼らざるをえない住環境はどうなのかと考えてしまいます。
Commented by jhm-in-hakodate at 2011-01-31 00:26
旅人様、ありがとうございます。あの馬、本当にフレンドリーに感じましたよ。ですが、決して目を合わそうとはしないのです。
でも、今まで馬と目が合ったことあったかな?