カビの生えないパンは怖い

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弁天町の倉庫。

私にしては珍しい話題に触れよう。食品と食品添加物についてだ。

ある時、若い人に「カビの生えないパンと、カビの生えるパンのどっちがいいパンだろう」という質問をした。するとその者は、「カビの生えないパン」とすぐさま答えた。
やっぱりか、と思った。確かにカビが生えたら食べれない。長時間カビが生えず、普通の状態であるのがよく思えるだろう。ところが、ご年配の人は違う答を出す。

「カビの生えないパンなんか怖くて食べれない」

もっともだと思う。普通に作っていたら、パンの持つ成分と湿度で黙っていてもカビが生えるのが当然だ。自然な出来事なのだ。自然な現象が自然でなくなってしまっている方が怖い。

味の素のマヨネーズに「ピュア・セレクト」というものがある。この商品のキャッチが「とれて3日以内の国産新鮮たまごを使用」となっているのだが、これをわざわざ記載しているということは、その他のマヨネーズは、いったいとれて何日経った卵を使用しているのだろうか?とても不安になってしまう。
だいたい、いくら密封しているとはいえ、どうして腐りやすい卵の入っているマヨネーズが、常温で長期間保管できるのか、食品成分に無知な私には不思議でたまらない。卵を2~3日放って置くととんでもない悪臭がするはずなのに、なぜなのだろうか?

極めつけは、昔(今から10数年前)のことだが、ある薬品会社の幹部社員から聞いた話だ。
その会社の商品には食品添加物用の薬品も販売しているとのことだったが、ある食品添加物は恐ろしいとのことだった。
それは、原液では劇薬に指定されており、ほんの一滴指につけて舐めただけで死に至るというものらしいのだが、それがあるものに使用されているという。
あるものとは、寿司のネタや刺身等の、要は生魚の身に使用し、1万倍だったか10万倍に薄めてその薬品をスプレー状で噴霧すると、身が輝き見た目の鮮度は失われないという。というか、多少へたって来た魚でも、その薬品(別名、食品添加物)を使用することによって、新鮮な魚の身に(見えるように)甦るというのだ。

賢明な読者はそれがどこで使用されるかすぐにわかったかと思う。そう、寿司屋である。店が終わり、残ったネタにそれを噴霧すると、次の日も使用できるらしい。また次の日も残ったとしても同じように処理すると、見た目では新鮮なままであるらしい。
もちろん、先ほどの程度まで薄めると、安全基準以内におさまり、即座に健康被害には及ばないらしいので、どうぞ誤解しないでいただきたい。だが、その「毒素」は体内で吸収されると、体外には決して排出されずにどんどん蓄積される性質のようだ。1回ではほんの微量だが、蓄積された量によっては健康に害を及ぼすこともあるそうだ。

ちなみに、その幹部社員はそのことを知っているため、寿司は寿司屋で食べない、と言っていた。再度言うが、決して風評被害を起こそうと思っているわけではなく、通常の使用ではすぐ害になるというわけではないので、どうか誤解してほしくない。何でも科学物質に頼り過ぎるのはどうなのか、ということだ。もちろんこの話は10数年前の話なので、今ではもう使用されていないのかもしれない。だが、少なくともその時までは、「それ」を使用している店があったのは、どうやら本当らしい。

この話を読み、何かに似ていると思わなかっただろうか?そう、原子力発電だ。便利なものとは常にそれと同等かそれ以上のリスクを伴うものだ。まして、自然界にないものは空恐ろしい。それでも人間は便利を優先する。「人間よ、自然に還れ」などと無茶なことは言わない。だが、「人間よ、自然に対し謙虚であれ」とだけは言いたい。


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by jhm-in-hakodate | 2011-05-21 00:37 | その他雑感 | Trackback | Comments(2)
Commented by とおりすがり at 2012-06-12 12:44 x
これは酷い、論ずるに値せず
もぅ、めちゃくちゃな論法ですね…
Commented by jhm-in-hakodate at 2012-06-15 01:40
このコメントだけでは、お答えのしようがないのですが・・・・。