ベッドタイムストーリー

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旧英国領事館にて。


むかし ある村で 金が山にあることがわかりました

村の人たちは みんな 農作業をやめて 金を掘りに行きました

くる日もくる日も せっせと金を掘りました

そして 村のひとたちは みんな お金持ちになりました

お金持ちになると となりの村の人を使って 金を掘らせました

自分たちは となりの村の人が掘った金を 

大きな街で売るだけで たくさんのお金が入ってきたのです



ところが ある日 金の値段が 突然下がりました

仕方なく 村の人は 使っている となりの村の人の給料を下げました

となりの村の人たちは 困ってしまって 自分の村に帰っていきました

「これじゃ 村で野菜を作っていた方がましだ」

金の出た村の人たちは 仕方なく 前のように 自分たちで掘り始めました

ところが 前よりもたくさん掘っても 前のような値段では売れませんでした

そこで 前よりも たくさん掘ることにしたのです



みんなひたいに汗を流して 必死に掘りました

ある村人は 「昔のように やさいを作って 生活しようよ」 と言いました

でも みんなは 「値段がもどれば やさいを作るより お金になるぞ」

そう言って 金を掘ることを やめませんでした

すると ある時 疲れてからだが弱った人が 死んじゃいました

そのために 村人は その人の分まで掘らなければならなくなりました

大きな街の 金を売る人と いついつまでに これだけ持っていくと約束したからです

そしたら 今度は ちがう人が 疲れて死んじゃいました



残った人たちは もっともっと いっぱい働かなければならなくなりました

すると 今度は 5人もいっぺんに死んじゃいました 

もうこの村はいやだ と村を出て行く人が たくさんあらわれました

そして その村には 金だけが残って 人はだれもいなくなりました



*どうか 可愛いお子様が 布団に入りましたら この話を読んで聞かせてあげてください
 きっと健やかに育って 立派な社会人になると思います



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by jhm-in-hakodate | 2011-07-08 23:14 | その他雑感 | Trackback | Comments(0)