ソニーと太刀川家

a0158797_18284652.jpg
屋根に停まるカモメと函館山。入舟町にて。

最初に断っておくが、この話は人伝えと一部ネット上で調べたものであるので、どこまで正確かはわからない。だが、全くの信憑性がない話でもない背景があったため、本ブログにて掲載することにした。
また、当初は実名を挙げるのもどうかとも思ったのだが、ソニー創業者の一人の盛田昭夫氏の語録にもあるようであるし、ネットでも調べることが可能であったため、きっと知らない函館市民も多くいるのではないかと思い、記載してみることにした。

ソニーの創業者は前出の盛田氏と井深大氏である。この井深氏の父親の従兄弟にあたるのが、太刀川米穀店の太刀川善吉氏であった。ところが、井深氏の父は早く亡くなり、早稲田大学在学中であった大氏は、底をついた井深家の財産では賄えずに、善吉氏から送金を受けていたようだ。

つまり、太刀川家と井深氏は単に親戚であったということだけではなく、金銭的な関わりももっていたということだ。この関係はソニーの前身である、東京通信工業時代にも繋がっている。
何と、東京通信工業の株の55%を太刀川家が所有していたのだった。これは、先代の妻が亡くなった時、葬儀に自家用ジェットで駆けつけた井深大氏が周囲に語ったとされる話だ。つまり、ソニーは太刀川家の出資によって始まったと言っても過言ではないのだ。

また、東京通信工業の創業時には経理関係の取締役として太刀川正三郎氏が就任している。銀座のソニープラザの経営も太刀川氏が携わっていたという。それほど太刀川家とソニーは密接な関係にあった。
それだけではない。東京通信工業時代に資金の工面のために、東京から幹部が何度も太刀川家を訪れたという話もある。

ソニーが上場して大企業へと変貌していく過程のどこかで、太刀川家は株を売却して金銭利害関係はなくなったようだが、井深氏は恐らく太刀川家に足を向けて寝ることができないくらいの恩があったのだろうと想像される。

これらのことは伝聞とネット情報からのものであるので、どこまでの信憑性があるかわからないが、全くのでたらめではなさそうだ。そう考えると、太刀川家がなかったら、「世界のソニー」は今存在していなかったということも充分考えられる。
このあたりが、函館が繁栄していた時代の豊富な資金力を表す逸話の一つであるのだろうか。知らなかった私が恥ずかしい。


いつもお読みいただきありがとうございます。どうか二つのクリックお願いします。(笑)
人気ブログランキングへ にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館情報へ

函館愛ポストカード、ハコダテ150ショップで販売中 ⇒ こちら
函館写真、弥生町のみかづき工房で販売中 ⇒ こちら  
by jhm-in-hakodate | 2011-08-24 19:02 | 函館の歴史 | Trackback | Comments(6)
トラックバックURL : http://jhm1998.exblog.jp/tb/13362218
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by hidemaro2005 at 2011-08-24 19:11
私が前に取り上げた、田中清玄や唐牛健太郎のように、函館には本当にいろんな方の由来が溢れていますね・・・。それが魅力でもあります。町並保存も大事だとは思いますが、こういった「記憶保存」も大事な作業だと思っております。
Commented by おーはい at 2011-08-25 00:48 x
そうなんですねえ。カフェタチカワでマダムにきくとおしえてくださるのでは?
そのようなつながりが真実であれば、息子さんがそこにお勤
めで、一介のサラリーマンが到底住めないような場所に住まれてるのも納得納得。
Commented by 箱館人 at 2011-08-25 14:04 x
大氏は、1年に一回以上多忙の中会社所有のジエットキ機を操縦して必ず函館にお礼に来ていました。危機を何回か救ってもらったようです。
Commented by jhm-in-hakodate at 2011-08-26 01:29
hidemaro2005様、おっしゃる通りで、日本の歴史に残る人物が、函館出身であったり、函館が関わったりしていることを、きちんと残すべきであると、私も思います。
Commented by jhm-in-hakodate at 2011-08-26 01:34
おーはい様、マダムに訊く時は、もっと時系列を自分の中で整理して、きちんと取材させていただくという形でお話をしたいものです。
息子さん、そうだったのですか。うーん、やはり。
Commented by jhm-in-hakodate at 2011-08-26 01:36
箱館人様、やはり話は本当だったのですね。函館はやはり奥深い物語が多くありますね。