函館駅前吉祥寺化計画

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先日までシリーズで記事投稿していた「どうして駅前が中心街なのか」で、函館駅前の今後の街の形態の提案として、東京の原宿や私鉄沿線の駅前のようににしたらどうか、ということを書いたのですが、実はこの時、頭に浮かんだのは吉祥寺であったのです。

でも、吉祥寺に行った事のある方であればわかると思うのですが、駅前が函館駅前通りのように広く真直ぐでもないし、小道が入り組んで、その雑多な街並の中に色々なタイプの店などがあるから、あの雰囲気を出しているため、函館駅前通りが同じようにはなかなかならないのでは、と思い、結局その時は書かずにいました。

ですが、それ以降も私の頭から吉祥寺が離れず、ちょっとだけここで書いてみようと思います。
私が吉祥寺のようになればいいなぁ、と思ったのは、「住宅街の中心としての駅前に、雑多な店の種類が絶妙なバランスで混在して、街全体の空気を作っている」という点です。

これを函館の中でやろうと思えば、その候補地は十字街・元町方面か駅前しかありません。十字街・元町地区はある程度もう形のようなものができているし、雰囲気も充分持っているのですが、ちょっと雑然とした感じがないし、どちらかと言うと街としてはまとまっているような感じがします。(一部のとんでもない店は除いて)
これはこれで私ももちろん大好きなのですが、雑然としているけれど雰囲気がある街を作れるのは、やはり駅前通りなのではないかと思うのです。

その最も大きな理由は、吉祥寺のような住宅と店舗が隣り併せで存在できる街にできるほど、空地が多いからです。そして、繁華街という素養を元々持っているため、繁華街に住宅をたくさん建てるという感覚で整備すると面白い街ができそうな気がするからです。

これも以前書きましたが、駅前は高層ビルが建ち並んで、商業施設が連なっているという前時代の幻想はもう捨てた方がいいと考えています。余程のことがない限り、大幅に人口が減少する地方都市においては、駅前は立派なビルがあって、という固定観念を捨てて、住商混在の「面白い街」を作った方がいいと思っています。もちろんそのためには地権者の「公共性のある協力」が必要ですが、もし本当に実現できたら、函館の魅力は西部地区だけではない、ということになるかもしれません。

では、どうして吉祥寺をモデルとするのか?という疑問を持たれるかもしれませんが、それは、函館は観光の街ではなく、文化の街として今後存在するべきだと思っているからです。
文化とは人です。旅は人との出会いです。人の素敵な営みを強く感じる街には、人が集まって来ます。つまり、観光客も今まで以上に来るかも知れないということです。
どんな箱物を作るかではありません。人を感じさせるものを作らなければなりません。それは、半ば自然発生的な息遣いから生まれます。

今後、函館は(どこの街でも同じかもしれませんが)自然発生的なものができる環境作りが重要になると思います。自然発生を人工的に作るという非常に難しい課題ですが、箱物を作れば何とかなるだろうという時代がとっくの昔に終わった今、私たちが作れる「地方の魅力」というのは、そんなものだと考えています。


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by jhm-in-hakodate | 2012-03-25 02:12 | 函館の現状について | Trackback | Comments(3)
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Commented by たかさごや at 2012-03-25 02:27 x
 今晩は。

 取りあえずシャッター商店街化をくいとめる事でしょうか。

 ワコービルがどうなるかで風が変わるかも知れませんね。

 年間を通して集客を確保する方策も市全体として知恵を絞らねばなりません。

 賑わい取り戻したいですね!
Commented by hiro at 2012-03-25 11:48 x
いつもblog見てます♪

たしかに。駅ビルがなくてはいけないとか、駅周辺には本州資本の百貨店だとか。

駅前が発展するっていうステレオタイプは、電車を主に交通手段とする都市で通用するかな~と思いマス。


ただ、ちっと教えて欲しいのデスが。。。



地権者の「公共性のある協力」


ってのは、どういうことなんショ??
Commented by hidemaro2005 at 2012-03-25 23:06 x
あたくしは、「マチは誰のためにあるのか」という事が最近命題になってますなぁ・・・。
観光客のためのもの?地主さんのもの?生活者のもの?文化人のもの?若者のもの?子ども達のもの?・・・?・・・コンセプトが皆バラバラ。そのいらだちは、この町ばかりではありますまい。この町の姿をどうしたいのか、誰も基本的なデザインを持ってないですな。総花じゃダメですよ。「函館のアイデンティティはどこにあるのだ?」それを誰もガチで議論してないですよ。