冬の独り言
馬鹿なことを言うんじゃない。
生きることは悲しいに決まっているだろう。
君が幸せだったり、楽しかったりしている、その分だけ
世の中には悲しみがある。
馬鹿なことを言うんじゃない。
世の中の悲しみを忘れるために楽しく生きようとするなんて。
人を過ちを指摘し、嘲笑い、小さな自分を支えようと
もがいているのが楽しさだなんて。
馬鹿なことを言うんじゃない。
悲しみをごまかすために毎日空回りしている。
洞窟の奥深くに入り、そこから宇宙を見てごらん。
君の幸せは蝙蝠の羽ばたきに怯えている。
荒れ狂う冬の厳しい海原に
小さな舟で漕ぎ出そうとしている漁師がいる。
沖に出て、ただ生きるために海と闘っている漁師は、
耳が落ちてしまいそうな冷たい風と、
凍てつくような波のシャワーの中で、こう思うだろう。
君の幸せは、ここでは無力だと。
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