函館という街
函館という街は、不思議な街だ。
恋焦がれて街に入っていくと、受け入れてくれそうで、どこかで醒めた目をして知らんぷりする。
じっと耐えて日々を過ごせば、退屈な毎日と貧しい暮らしにうんざりしてしまう。
もう、こんな街なんか捨ててしまえと離れてみると、また愛おしくなる。
そんなことの繰り返しだ。
函館の生活は貧しい。今日も安物のワインを買ってきたら、栓がコルクではなく、普通に引っ張っても開かなかった。仕方なく、ペンチで引っ張ってみる。ワインを飲むのに相当な苦労がある。
営業マンの昼食は外食が多い。外で食べることも営業感覚を身に付ける手段のひとつだからなのだが、函館は家庭で作った弁当がよく似合う。
やっとワインを飲めたと思ったら、今度は栓がきつ過ぎて入れることができない。仕方なくサランラップで蓋をして輪ゴムで押さえた。
函館の貧しさはそんな感じだ。
私が函館のことをこのブログに書くと、必ず否定的なコメントが入る。
そんなに嫌いであれば、函館に関するブログなど読まなければいいのに、と思う。私だったらそうする。嫌なものを読む義務もないし、時間も心ももったいない。
きっとそういう人も、本当は函館が気になって仕方ないのではないか?
私だってそうだ。
うんざりするほど嫌いな街で、何度離れても戻りたい街が函館だ。
それにしても、安いワインはやっぱりまずい。
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しかしはっきりいって、函館は海の町として栄えてきましたから、口の悪いというかきつい人も多いですよね。うちの祖父も漁師ではなかったですが、船乗りでしたし、おやじもそうですが、まあ、口悪いです(笑) 根は悪くないのですが、外から来た人達にはそこまでは最初はわからないですし、その対応の仕方に面食らってしまうのかもしれないですね。(続く)
函館は今のところは現実としてもう観光に頼っていくしか道がないように思えるので、改めていかなければならない部分がたくさんあると思いますが、「どつく」で栄えていたのもまだ比較的最近のことですし、町の雰囲気や風土、人柄などががらっと変わるにはまだもう少し時間がかかるんではないでしょうか。このままではだめだと思っている人達も少しずつですが増えてきているように思いますが、今はまだ過渡期なんじゃないかなあ。そんな風に思います。