写真を描く(絵画的写真への憧憬)

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写真のことについては何度かこのブログで書いてきたが、この度、ブログ村の北海道風景写真へカテゴリー変更したのを機に、最近感じていることを書いてみようと思う。

しばらくの間、自分が本当に撮りたい写真は何なのか、自分でもわからなかった。色々なものを撮ってみて、中には、これいいんじゃないかと思ったり、また、人からもいい写真だねと言われたりすることもあったが、その喜びは長く続かなかった。最初、「これはいいぞ」とわくわくしても、3日も経てば陳腐なものに感じてしまっていた。

ところが、最近何となく自分が撮りたい写真がわかってきたような気がした。それは、写真であって写真っぽくない、絵のようなものが自分が最も納得できるものだ、ということに気付いた。
そのきっかけが上の写真だ。

これは2011年秋にベイエリアの金森赤レンガ倉庫群の中にある壁とベンチだが、自分にしては何度見ても飽きが来なかった。
それからしばらくして、昨年の夏、このような写真が撮れた。

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これも金森倉庫群の中で撮ったものだが、最初は何も感じなかったが、あとでじわじわといいのが撮れたと実感して来たものだ。この写真は大門の「杉の子」に飾っていただいている。

そして、同じく昨年の夏、こんな写真も撮れた。

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これは先日アップした写真と同じ時に続けて撮影したものだが、何度か入舟漁港に行っても、このような夕景はこの時だけだった。向こう岸の山の稜線の曖昧な感じが、ちょっとだけ平山郁夫っぽく表現できたかな、と自負している写真だ(笑)

街中でも、ヒントを見つけたらこんな写真も撮れた。

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これも昨年夏の撮影だが、合成写真ではなく、色彩を変えただけのものだ。

そして今年になって、やっと初めて「作品」と呼んでもいいと思える写真が撮れた。

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これらは、銀座通りの「ル・コントワール」に飾っていただいている。

また、同じ日にこんな写真も撮った。

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自分では、よく撮れたと感心した。ちなみにこの日は、霧は発生していなかったのです。また、簡単な色の調整だけで、それ以上の加工はしていません。

そして、今日昼休みにこんな写真を撮った。

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切り取り方はちょっと失敗したが、色はうまくまとめることができたと思う。

もちろん、全部自己満足の世界なので、人が見てつまらないと思ったら、それはそれで仕方のないことだ。だが、それでも、やはり私は「写真を描く」ことに憑りつかれてしまいそうだ。



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by jhm-in-hakodate | 2013-04-15 00:30 | その他雑感 | Trackback | Comments(0)