函館古建築物地図(弁天町24番、25番)

<弁天町24番>
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弁天町24番は姿見坂下通りと常盤坂下通りの間、馬車鉄通りに面した一角である。
常盤坂は弁天町最も大町寄り(十字街方面)の端だ。この辺りから、弁天町は倉庫・工場が中心となる。

古建築物という観点から言うと、期待できない地域だが、どつくを中心とした函館の造船業、それに作業が付随する鉄工場が意外と多い。北洋漁業の拠点として不動の地位を築いた函館の、漁・船・鉄というつながりで操業していた鉄工場が集まっていたのがこの辺りだと思われる。

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残念ながら、この地幕での古建築物はこれくらいである。実は建ち並ぶ工場そのもので古いものもあるのではないかと、工場をじろじろ見たが、自分が間違いないと思えるものはなかった。正直、工場は見分けが難しい。

<弁天町25番>
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弁天町25番は、24番の海岸側隣の区画だ。ここは、写真手前側の事務所・工場以外は右手後方に見える空地(駐車場)だけだ。殺風景に見えるかもしれないが、戦後は海上自衛隊函館基地があった場所だ。
当たり前と言われそうだが、つくづく弁天町は海が絡んでいる。

(撮影日:2013年5月8日)




このシリーズでご紹介する建物は以下の基準で選択・掲載しています。

1.新築年は戦前以前と思われるものとします。ただし、全てを調査するのは困難ですので、基本的には建築様式などで筆者が主観的に判断します。実際の建築年と異なっていたとしても一切の責任は負いません。
2.外壁・屋根などが現代のものに改装されていても、建築様式が前記に当てはまると判断した建物は掲載します。ただし、外観に建築当時の痕跡が無く、明らかに現代のものに改装されているものは除きます。
3.基本的には1棟1枚の写真としますが、建物の規模が大きい場合には2枚掲載する場合があります。また、長屋などはまとめて何戸かの写真を掲載する場合があります。
4.ご覧になった方に先入観を持っていただきたくないため、その建物の肩書(景観形成指定建築物、伝統的建築物、あるいは建物にまつわる物語など)は一切添付いたしません。どうかあなたの感性だけでご覧になってください。
5.写真の過度な編集は行わず、実物に近い状態の写真を掲載します。ただし、筆者の感性でモノクロにした方がいいと判断した場合は、自分に従います。
6.基本的には○○町○番を一括りとして掲載します。枝番(○号)までは掲載しませんので、気なった方は地図を片手に現地を歩いてみてください。
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by jhm-in-hakodate | 2013-05-25 00:17 | 函館古建築物地図 | Trackback | Comments(0)