函館古建築物地図(大町6番)

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大町6番は、弥生坂と常盤坂、大黒通りと電車通りに区切られた一帯である。個人的には、この6番が最も大町らしい場所ではないかと思っている。
大町らしいとは何か?それは、昔の街としての機能を充分兼ね備えた建物が、小さいながらに集中している場所だからだ。かなり前は、後にご紹介する8番の方が大町らしいと思っていた。なぜなら、小路の中にそれなりの建物があり、色々な職業を持つ人たちが住んでいたからだ。だが、今それらの多くが解体され空地となっている。
それゆえに今大町らしいといえば6番の一帯をすぐ思い浮かべてしまう。

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この辺りを撮影している時、ある建物を使用している方と話をした。その建物は市が管理しているようだが、退去しなければならなくなったとのことだった。移転先が見つからず困っているようだった。
私はすぐに該当する物件が思いつかず、役には立てずじまいだったが、その方々が退去した後、その建物はどうなるのか、少し心配になった。ただでさえ空地率が高い大町の空地がまた増えることになるのだろうか?いったいどこまで街がずたずたになったら、大きなものを失ったことに気が付くのだろうか?コ゜ーストタウンになっても誰も見て見ぬふりをするだけなのだろうか?

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(撮影日/\:2013年6月5日。一部は6月11日)




このシリーズでご紹介する建物は以下の基準で選択・掲載しています。

1.新築年は戦前以前と思われるものとします。ただし、全てを調査するのは困難ですので、基本的には建築様式などで筆者が主観的に判断します。実際の建築年と異なっていたとしても一切の責任は負いません。
2.外壁・屋根などが現代のものに改装されていても、建築様式が前記に当てはまると判断した建物は掲載します。ただし、外観に建築当時の痕跡が無く、明らかに現代のものに改装されているものは除きます。
3.基本的には1棟1枚の写真としますが、建物の規模が大きい場合には2枚掲載する場合があります。また、長屋などはまとめて何戸かの写真を掲載する場合があります。
4.ご覧になった方に先入観を持っていただきたくないため、その建物の肩書(景観形成指定建築物、伝統的建築物、あるいは建物にまつわる物語など)は一切添付いたしません。どうかあなたの感性だけでご覧になってください。
5.写真の過度な編集は行わず、実物に近い状態の写真を掲載します。ただし、筆者の感性でモノクロにした方がいいと判断した場合は、自分に従います。
6.基本的には○○町○番を一括りとして掲載します。枝番(○号)までは掲載しませんので、気なった方は地図を片手に現地を歩いてみてください。
7.本ブログ右側にある「カテゴリー」をクリックしていただきますと、このシリーズだけをご覧になることができます。また、「タグ」ではさらに各町だけに絞ってご覧になることができます。





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by jhm-in-hakodate | 2013-06-29 23:42 | 函館古建築物地図 | Trackback | Comments(0)