Yesterday

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昨日、とても嬉しいことが津波のように押し寄せて来た。今年はこれ以上いいことがもうないだろうというくらいに素敵なことを神様はプレゼントしてくれた。

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先日、先月に開催された「はこだて国際民俗芸術祭」に出演した、八木のぶおさんからメッセージをいただいた。このブログに掲載した芸術祭の八木さん演奏風景をご本人がご覧になり、その写真をFacebookページの載せたいからいただけないか、というものだった。

その写真が、昨日八木さんのFacebookページに掲載された。そのFbページにあった八木さんの略歴を読んでみると、ある程度の年代以降の方にはなじみが深い、「北の国から」や「探偵物語」のテーマソングや、松任谷由実、サザンオールスターズ、中島みゆき、尾崎豊、ドリカム、美空ひばり、井上陽水、浜田省吾などのビッグネームのレコーディングでハーモニカ奏者として参加していた。

つまり、私たち誰もが知っている曲のバックに流れるとても情緒あるハーモニカの音色を出していたのは、八木さんだったということだ。改めて凄いと思った。
もちろん、略歴だけではなく、実際の演奏も素晴らしかった。私は高校時代、ブルースハープをかじっていた。元々吉田拓郎にあこがれて始めたハーモニカだったが、Bob Dylanを知り、ブルースを知り、ハーモニカで演奏するスタイルも変わって行った。多少ブルースハープには自信があった。友人からはプロを目指したら、と奨められたがその勇気はなかった。だが、八木さんの演奏を聴き、プロを目指さなくて良かったと思った。
レベルが違い過ぎていた。そう思わせてくれるような素晴らしい演奏だった。実際にハーモニカを吹いていた者だからわかる、「えっ、こんな風に吹けるの」という驚きの連続だった。

そんな方から写真のリクエストをいただいたことは、光栄以外の何ものでもない。
八木さんのFacebookページはこちら ⇒ https://www.facebook.com/Harp.Nobuo.Yagi/info

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同じく、Facebookにあるメッセージが届いた。その方は、昨年開催された「ハコダテトリエンナーレ」に出展し、それを機に交友を持つことができた宮城県に住む木彫作家・小泉太一さんからだった。もうすぐ彼の個展が地元で行われる予定なのだが、その案内DM用の写真を、私がトリエンナーレの際に撮った作品の写真を使いたいとの申し出だった。

私は即座にOKを出した。Noのわけがない。
私の写真を褒めていただくことは、素直に嬉しいと思う。嬉しくないわけがない。だが、機会があればいつも話すことだが、アーテイストに褒めていただくのが最も嬉しいし励みになる。なぜなら、アーティストほど感性が必要な人たちはいない。その人から褒めていただくのは、本当に嬉しい。

函館に住みながら、ちょっとした機会で全国の方々に写真を見てもらえることは、とても嬉しいことだ。

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そして、私の写真にご理解をいただいている方とお話をした。私は、いずれ女性のヌード写真を撮りたいと話した。そしてそれを自然の風景と合成して、一つの作品にしたいと話した。その方はそれを理解してくれた。

きれいなものは写真におさめたい。これは写真を撮る者にとって、自然と湧き上がる願望だ。そんな単純な理由なのだが、それを理解してくれる人は少ない。ある女性カメラマンも、やはり女性のヌードを撮りたいと話していた。

それを理解してくれる人がいるだけで嬉しい。そのように理解してくれる人がもっと増えたら、いずれきっとそのような写真に協力してくれる人も現れるのではないかと思っている。
大切なのは諦めないことだ。そんな風に思う。

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昨日は会社の飲み会が本町であった。その帰り、久々に大門まで歩いてみた。よく考えると、久々にというレベルではなかった。高校時代から数えて37年ぶりであった。当時は苦もなく歩けた道程が、けっこうしんどかった(笑)
タクシー代をケチったわけではなく、何となく歩いてみたかったからそうしたのだが、辿り着いた「杉の子」では、ちょっと嬉しいウイスキーに出会った。

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積に座るなり、元子さんから、「新しいウイスキーが入りましたよ」と言われた。それは、「秩父」という、まぁ、名前だけみると無骨なものなのだが、これが何とアルコール50.5度もあるものだった。
私は躊躇した。せっかく教えてくれたものを飲んでみたいという願望と、これを飲んだら2杯目を飲めないのではないかという不安の中、結局飲んでみたのだが、アルコール度数が高い酒にありがちな、つんと鼻を刺す臭いがほとんどなく、まろやかで飲みやすかったのだ。

こんな美味しいウイスキーが国内で製造されていたことは驚きだ。
やはりシングルモルトの世界は奥が深い。いくら色々な酒を飲んでも、それぞれに個性があって、どの酒も違った体験をさせてくれる。それでも、まだ私は入口付近でうろうろしているだけであると思うが。

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杉の子にはさりげなく、村上春樹の「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」が書棚に置かれている。この店は、函館にいながら、スコッチの旅をさせてくれる貴重な店だ。もちろん、ここに集まる人たちも面白い。色々なことを経験した大人が素直に楽しむことができる場所だ。

そんな嬉しいことが満載した一日であった。冒頭で、今年はこれ以上いいことがないのではと書いたが、実はとても楽しみにしていることがある。それはまだ言えないが、もしお伝えできることがあったら、いつかこのブログでお話ししたい。




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by jhm-in-hakodate | 2013-09-03 13:20 | 函館で出会ったもの | Trackback | Comments(0)