切ない恋には一杯のスコッチを

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昨夜、たまたまある所に車を停めていたら、視野に若い男女の姿が映った。
秋の夜は寒い。おまけに少し強めの風が吹いていた。

ところが、その二人はずっと立ったまま何かを話していた。でも、楽しそうな話ではなさそうだった。女は何かに悲しみ、男がそれを癒そうとしていた。
思わず自分の若い時を思い出し、しばらく二人を眺めていた。

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若い恋は傷付きやすい。きっと5年もしたら、今を若かったなと思い出せるかもしれない。でも、今はそれができない。小さなことで心が揺らぎ、ちょっとしたことで傷付く。それが若さだ。

男は笑顔を作り、女の心を鎮めようとしていた。女は男の手を握り、すがっているようだった。言葉は聞こえなくても、心の動きは感じた。

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私にはもうそんな若い恋はできないだろう。
私にできるのは、
もし二人のどちらかが恋に疲れ、さまようように辿り着いたバーのカウンターで、
一人飲んでいた私の隣に座った時、今まで飲んだことのないスコッチをご馳走するくらいだろう。

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そのスコッチは、甘い香りと舌に優しいまろやかさを持ち合わせた、今の君にぴったりのシングルモルトだ。

でも、一気に飲んじゃいけない。甘さの裏にある苦さがきっと君の喉を襲うだろう。
そうそう、急がずに味わって飲むんだ。
だからと言って、時間をかけすぎてもいけない。ほらほら、香りと味が逃げてしまうではないか。

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そう、ちょうど良い時間というものがあるのだ。
きっと君はそれを知るだろう。

そして、君は少し大人になって恋人のもとに帰り、今までよりも深い愛情を注ぐだろう。その愛情はやがてできる家族に向けるだろう。もっと大人になった君は、愛情の少しを社会に向けるだろう。
もっと大人になった君は、愛は世界に向けなければならないと気付く。

そう、何のことはない。恋人や家族を愛するように、世界の人を愛すればいいだけのことだ。
その時、またスコッチを飲めばいい。




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by jhm-in-hakodate | 2013-09-24 02:57 | 函館で出会ったもの | Trackback | Comments(1)
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Commented by jam at 2013-09-24 08:57 x
ブレンデッドウイスキーは苦手でしたがシングルモルトは飲めました 
知人に勧められて飲んだエドラダワーが好きでした
スコッチはスコットランド地方の蒸留所のものをいうはず
お写真のお酒はスコッチではありませんねジャパニーズモルトウイスキー 

でも若い恋なら別にして 恋を語るに
スコッチスコッチいうと・・・いい感じの年齢ならスコッチ刑事を思い出してしまう(笑) オバサン化してる自分を自覚(笑)