水という命、樹という命、光という命
ある人が、母親にこう言われたそうだ。
「死ぬまでの間に一度でもいいから、おいらせを観に行ってごらん」
その意味がわかったような気がした。
ここには「生命」が宿っていると強く感じることができる。
途絶えるのを拒否しようとする生命力、朽ちて行く命、それが別のものに与える命。
きれいという言葉ではない。それとはちょっと違う。自然という掟の中で生きて行く姿がそこにはある。
木々たちは、川によってできたわずかな空の隙間に向かって自らの姿を変え、光を求めて行く。
水もまた変幻自在に姿を変え、光によって空に向かい、また元の姿に戻る。
それらは共存している。私たちは共存を拒否して生き延びてきた。
どちらが本当の生命力を有しているのだろうか?
今言えるのは、おいらせではとてつもない生命力を感じた。それだけだ。
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