ウディ・アレン

ウディ・アレン_a0158797_23183969.jpg

そういえば、と今日ふと思い出した。
20歳前後によく観た映画の中のひとつにウディ・アレンの作品があった。
それまで散々見せつけられたハリウッド映画とは一線を画する作り方で、皮肉とコメディを織り交ぜながら物語を進めて行く内容に、一種のインテリジェンスとラブロマンスを混在させた「考えながら観る」映画だった。

監督自ら主演となり、まるで自伝かと思われるようなリアリティを持たせる彼の語りは、ある意味私が勝手にイメージしていたアメリカそのものだった。



ウディ・アレン_a0158797_23271728.jpg

上のYou Tubeの作品は1979年に公開された「Manhattan」という映画の広告用のものと思われるが、当時としては時代の流れを無視したモノクロの映画となった。

これを観た時、正直カラーに慣れていた自分にはしっくりしなかったが、今はモノクロであるべきだったと理解ができる。
また、出演者も凄かった。ひと時ウディ・アレンの本当の恋人にもり、彼の作品に数多く出演し、その中の「アニーホール」でアカデミー主演女優賞を獲得したダイアン・キートン。ゴッドファザーにも出演している。
たま、アーネスト・ヘミングウェイの孫であるマリエル・ヘミングウェイや「ソフィの選択」でアカデミー賞主演女優賞を受賞したメリル・ストリーブなどがさりげなく出ている。

ジャズがBGMとし全編を彩っているこの映画、すっかりストーリーは忘れてしまったが、単なるラブストーリーではなかったことは記憶にある。アメリカのニューヨークという「色々なものがぐちゃぐちゃに混在している街」で生きる男女のラブストーリーであったように思う。

映画の中のウディ・アレンを観て、見た目がいい男だけが主役になれるものではないと、平凡な私には妙な勇気をもらったものだ。
そして、このシーンと音楽はとても印象的だった。






いつもお読みいただきありがとうございます。日本ブログ村北海道風景写真ランキングに参加しました。
どうか二つのクリックお願いします。(笑)
人気ブログランキングへ にほんブログ村 写真ブログ 北海道風景写真へ

by jhm-in-hakodate | 2015-03-25 23:56 | その他雑感 | Trackback | Comments(0)