室蘭化するのだろうか、函館は

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皆さんは近年の室蘭の測量山麓の街をご覧になったことがあるだろうか?そこには室蘭駅や室蘭市役所や胆振総合振興局や青少年科学館や室蘭総合病院や、少し離れて日鋼記念病院などがある。これだけの公共的施設があれば便利でさぞかしそれなりの賑わいがあるのではないかと思われるだろうが、実際は全くその逆だ。
これらの中心部に近い中央町の商店街アーケードは函館の大門よりも悲惨な「シャッター街」となっている。

その原因として推測できるのが、鉄鋼業の変化と推測してみた。室蘭寄りにある「日本製鋼所」よりも東室蘭近くに存在する「新日鋨住金」の方が繁栄しているからでは?と思われたが、調べてみるとそれぞれの従業者数(関連会社は除く)は日本製鋼所が約800人に対して新日鋨住金が約1000人(双方とも当該会社のHP参照)と200人の差はあるものの、街が変化するほどの大差はない。

では、何が中央町をシャッター街化させたのであろうか?もちろん地元でずっと街を見て来た人間ではないので自信を持って言えることではないが、東室蘭には大型商業施設が集中しており、また、高校通学も東室蘭が便利であり、東室蘭駅には特急も停まり、国道37号線も走っている。つまり、日常的な生活をするためには東室蘭の方がずっと便利であるということだ。
それでは人口はどのようになっているか?室蘭市の人口が最大になったのは高度経済成長真っ最中の昭和44年の約18万3千人であり、その後徐々に減少を始め、ついに平成17年には10万人割を起し、平成29年5月末現在ではたったの8万6千人程度の人口しか擁していない。製鉄業の不振やその他の要因がいくつもあるだろうが、乱暴な言い方をすると、室蘭は死に東室蘭はかろうじて生き残っている、ということができると思う。

そして、これは函館と似ていないだろうか?中心部が山の麓にあったのが、その先の向こうに街が拡がり、やがて中心街が逆転する。そして市全体の人口は目を見張るほど減少を続ける。私は函館山と西部地区を見て時々室蘭の測量山と中央町周辺を重ね合わせしまう。このブログで何度となく書いているが、中心部が移動する地方都市はだいたい衰退の一途を辿っている。そのように考えるのはたまたま仕事で全国や道内の街をあちこち見て来たからだ。
しかし、何度書いても人々は「目先の便利さ」を選択する。地方では人口減少が止まることがなく、大都市はまだ人口が増加している。このような現象は異常としか思えない。社会の色々なバランスが狂っているとしか思えない。

さて、今まさに函館市民が殺そうと思っている西部地区をビバリーヒルズ化しようと市長が宣言した。どのような具体的構想があっての発言なのかわからないが、簡単に考えても相当な障害・弊害が待ち構えていることが想像できる。想像というより、それはそこにまさに存在しているのだ。その存在をどのように調整できるか、近々担当部署に計画内容の詳細を聴取したいと思っている。





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by jhm-in-hakodate | 2017-06-06 13:26 | 函館の現状について | Trackback | Comments(0)
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