くせになりつつある「蕎麦とお料理 ごん」
ゴッホ展の前夜、夕方札幌に着いてしばらく休み、食事に行こうとホテルを出て歩き始めると、自然と狸小路7丁目方面に向かっている自分がいる。
この狸小路7丁目付近には美味しいお店がけっこうな密度で点在している。その中のひとつが「ごん」だ。
そして、この時もついつい札幌に滞在3回連続で「ごん」に行ってしまった。もうくせになりつつある。
その理由が上の写真だ。普通の料理店であれば刺身用の新鮮そうな魚介類をカウンターの目の前に陳列しているのだが、ここはいつもアスパラガスなのだ。それを見る度今目の前にあるアスパラガスをどう料理してくれるのだろうか、という期待がむくむくと芽生えてくる。そしてアスパラガスがらみの料理を頼んでしまう。
誰かがさざえの壺焼きを頼んだ。それを見て私も食べたくなってしまい注文した。本当に単純であるが、美味そうなものに複雑も単純もない。ただ美味ければそれでいい。
店員の方に今旬のものは何だろうかと尋ねてみた。彼は少し考えてから、最後に「もづくです」と答えた。「では、それを」と私が注文した。
一口二口と食べて行くと「これは酒が進みそうな味ですね」と私が言う。店員さんは、「うちも商売ですから」とニヤッと笑う。それはともかくもづくをガラス容器に盛って出すという発想が面白かった。
締めはもちろん蕎麦。支払いを済ましてけっこうな酔いを引き摺って狸小路を歩く。
先日行った葉山にはユーミンが良く似合うと思った。でも、この狸小路には中島みゆきが良く似合う。
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