タグ:入舟町 ( 21 ) タグの人気記事

a0158797_2381880.jpg

a0158797_238497.jpg

a0158797_23920100.jpg

a0158797_2395659.jpg

a0158797_23104053.jpg

a0158797_23111513.jpg

a0158797_23115739.jpg

a0158797_23122884.jpg

a0158797_2313019.jpg

今度はハンバーグを食べに行こう。



いつもお読みいただきありがとうございます。
どうか二つのクリックお願いします。(笑)
人気ブログランキングへ にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館情報へ
にほんブログ村
a0158797_034141.jpg

弁天町の時もそうであったが、古建築物の撮影時にはそれとは関係のない写真もついでに撮っていた。
それらの写真を交えて、入舟町について少し話してみたい。

a0158797_0435749.jpg

入舟町の山背泊で撮影をしていると、道路上で遊んでいた小さな女の子が話しかけて来た。
「ねぇ、写真撮って」私は近くにいた母親に目で撮ってもいいかどうかシグナルを送った。お母さんはダメだとは言わなかったので、子供の希望通りに撮ってあげた。すると女の子は喜び、走って向こう側に行きポーズをとった。ポーズと言っても子供の自然におどけた可愛らしいものだった。

一緒に遊んでいた男の子は少しはにかんで、レンズの前に立とうとはしなかったが、女の子が誘い二人での写真も何枚か撮った。その二人のしぐさは、昔からの「子供」のものだった。私たちが容易に想像する昔からの無邪気な子供そのものだった。

そう、入舟町には、人を疑わない昔からの人が住んでいたのだ。都市部では決して接することのない、昔の「普通」に出会えた。そんな懐かしいものが建物にもあった。

a0158797_053572.jpg

外付けのトイレだ。トイレというより便所と呼んだ方がしっくりくる、昔の函館の長屋などに普通にあった共同の便所だ。

汚い話で恐縮だが、昔の函館の長屋にはこのような外付けの共同便所があった。だから、用を足すときはわざわざ玄関を出なければならなかった。当然汲み取り式だ。バキュームカーがやって来て、きれいに吸い取っても、長屋の人間が利用すればあっという間にいっぱいになる。便器にしゃがむ時に、溜まった排泄物が接近しているのを見るのが少し嫌だった。
そんなことを思い出した。

a0158797_192322.jpg

想い出と言えば、入舟漁港にに面して建っていたこの建物が昨年解体されていた。この家は私が小学2年生の時に一時期住んでいたものだ。そして、故木下順一氏が著書「函館 街並み今・昔」で「いかぶすまの家」として紹介されたものだ。

はたして、私が住んでいた頃の時点で築何十年経っていたのかは不明だが、これも見事に古建築物であった。当時、既に一階は使用されていなかった(と記憶している)が、それ以前は獲れたイカを一階の作業場で干していたのではないかと思う。

a0158797_1221956.jpg

a0158797_12242100.jpg

入舟町は漁師町だ。漁師は派手な色を好む。それは大漁旗に派手な色がたくさん配色されており、見慣れているせいかもしれないが、建物の塗装にもその流れを見ることがある。それはそれでひとつの特徴だ。
そのセンスがいいかどうかは見る側の問題だが、ともかく、そんな昔の庶民の普通がたくさん残されているのが入舟町だ。

そして、入舟町はとても素敵なプレゼントを与えてくれる。夕景だ。

a0158797_130298.jpg

この絶妙な雰囲気の風景は入舟町でなければ見ることができない。この写真は私のPCの壁紙にしているほど気に入っている。私は、函館で最もきれいな夕景を見ることができる場所は、と訊かれたら、迷わず入舟漁港だと答えるだろう。外人墓地でもベイエリアでも中央埠頭でもない。ここが一番美しい。

入舟町の海岸沿いに住んでいる人は、この美しい夕景とともに生きている。




このシリーズでご紹介する建物は以下の基準で選択・掲載しています。

1.新築年は戦前以前と思われるものとします。ただし、全てを調査するのは困難ですので、基本的には建築様式などで筆者が主観的に判断します。実際の建築年と異なっていたとしても一切の責任は負いません。
2.外壁・屋根などが現代のものに改装されていても、建築様式が前記に当てはまると判断した建物は掲載します。ただし、外観に建築当時の痕跡が無く、明らかに現代のものに改装されているものは除きます。
3.基本的には1棟1枚の写真としますが、建物の規模が大きい場合には2枚掲載する場合があります。また、長屋などはまとめて何戸かの写真を掲載する場合があります。
4.ご覧になった方に先入観を持っていただきたくないため、その建物の肩書(景観形成指定建築物、伝統的建築物、あるいは建物にまつわる物語など)は一切添付いたしません。どうかあなたの感性だけでご覧になってください。
5.写真の過度な編集は行わず、実物に近い状態の写真を掲載します。ただし、筆者の感性でモノクロにした方がいいと判断した場合は、自分に従います。
6.基本的には○○町○番を一括りとして掲載します。枝番(○号)までは掲載しませんので、気なった方は地図を片手に現地を歩いてみてください。
7.本ブログ右側にある「カテゴリー」をクリックしていただきますと、このシリーズだけをご覧になることができます。また、「タグ」ではさらに各町だけに絞ってご覧になることができます。





いつもお読みいただきありがとうございます。日本ブログ村北海道風景写真ランキングに参加しました。
どうか二つのクリックお願いします。(笑)
人気ブログランキングへ にほんブログ村 写真ブログ 北海道風景写真へ

a0158797_1433627.jpg

山背泊の細い道路が終わると、上の写真のように急に海が広がる。入舟町前浜海水浴場、通称穴潤(あなま)海岸だ。
この写真は5月下旬に撮影したものだが、私の少年時代は、5月にもなると誰か彼かこの海岸で遊んでいた。岩肌がむき出しになり、海に入ると岩の角ばった箇所で体にあちこち傷を付けた。でも、それでも遊んでいた。ゲームもカラオケも携帯電話もない時代、中学生だった私の遊びは、ギターを弾くか、海に行くか、楽器店に行くか、それくらいしかなかった。

夏になると、必ず誰か同級生がこの海岸にいた。約束も誘いもしなくても、そこに行くだけで誰かと遊べた。

a0158797_157443.jpg

だが、今ではご覧の通り立ち入り禁止となっている。立待岬もそうだが、安全に気を配り過ぎて、本当に意味での「自然」と触れ合う機会が無くなっているのではないかと思う。
自然には常に危険が伴う。これ以上深煎りしたら危険かどうか、それはそのぎりぎりまで日常的に触れ合い、体で覚えなければならないものだと思う。

ちょっと危険なところまで侵入すると怪我をする。血が出る。どこかをぶつける。痛い。とても痛くて泣いてしまう。自分も痛いのだから人も傷付けてはいけないと学習する。
そんな機会も、今の子供にはないのだろうか。

a0158797_275230.jpg

前置きが長くなってしまったが、22番は先ほどの海が開けた場所から立ち入り禁止の鉄柵がある場所までの短い一帯だ。

a0158797_212721.jpg

22番にある建物を古建築物と称するのにはちょっと戸惑う。
もちろん古い。だが、住宅地にある建物の古さとは何かが違うのだ。

a0158797_2144659.jpg

よく古さが維持されているものを表現するのに、時間が止まったようだ、という言葉を使うが、この場所は、歴史が止まったように感じてしまう。

a0158797_2174472.jpg

a0158797_218182.jpg

a0158797_2195662.jpg

私の父方の祖母は、北陸地方から函館にやって来て、この穴潤の先、ちょうど函館山の裏側にあった、寒川に住んでいたという。

100年近く前の話ではないかと思う。そして、この風景はその頃からずっとこうであったと想像してしまいそうだ。だからこそ、入舟町は函館の原点なのだ。

(撮影日:2013年5月21日)




このシリーズでご紹介する建物は以下の基準で選択・掲載しています。

1.新築年は戦前以前と思われるものとします。ただし、全てを調査するのは困難ですので、基本的には建築様式などで筆者が主観的に判断します。実際の建築年と異なっていたとしても一切の責任は負いません。
2.外壁・屋根などが現代のものに改装されていても、建築様式が前記に当てはまると判断した建物は掲載します。ただし、外観に建築当時の痕跡が無く、明らかに現代のものに改装されているものは除きます。
3.基本的には1棟1枚の写真としますが、建物の規模が大きい場合には2枚掲載する場合があります。また、長屋などはまとめて何戸かの写真を掲載する場合があります。
4.ご覧になった方に先入観を持っていただきたくないため、その建物の肩書(景観形成指定建築物、伝統的建築物、あるいは建物にまつわる物語など)は一切添付いたしません。どうかあなたの感性だけでご覧になってください。
5.写真の過度な編集は行わず、実物に近い状態の写真を掲載します。ただし、筆者の感性でモノクロにした方がいいと判断した場合は、自分に従います。
6.基本的には○○町○番を一括りとして掲載します。枝番(○号)までは掲載しませんので、気なった方は地図を片手に現地を歩いてみてください。
7.本ブログ右側にある「カテゴリー」をクリックしていただきますと、このシリーズだけをご覧になることができます。また、「タグ」ではさらに各町だけに絞ってご覧になることができます。





いつもお読みいただきありがとうございます。日本ブログ村北海道風景写真ランキングに参加しました。
どうか二つのクリックお願いします。(笑)
人気ブログランキングへ にほんブログ村 写真ブログ 北海道風景写真へ

<入舟町20番>
a0158797_22383269.jpg

入舟町20番は、いわゆる山背泊の狭い通りの最後の方の一帯である。さすがにこの近くまで来ると空地も目立ち、また、古建築物も少なくなった。

a0158797_2243587.jpg

前回の19番の流れのまま、1棟2戸の建物も見受けられる。だが、穴潤の開けた海岸が近いせいか、今までのような狭小感は和らいだ。まるでトンネルの終わりが見えたような感覚だ。

a0158797_22475860.jpg

a0158797_2249780.jpg

a0158797_22495410.jpg


<入舟町21番>
a0158797_22514210.jpg

入舟町21番は20番の向かい側、海側にあるとても狭い一角だ。21番を占めているのはこの水産加工会社の社屋・工場だ。それ以外はない。

a0158797_22545148.jpg

中学生の頃、まだ昭和40年代の頃だ。私はよくこの山背泊の細い道路を寺電車で飛ばし、穴潤の吊橋(現存せず)に行った。夏のキラキラした光が海面に反射し、Tシャツ1枚の上半身の中まで光が差し込んで来たようなほど、函館の光を浴びていた。

a0158797_23514316.jpg

大人になり、色々な街に行ったり、住んだり、通り過ぎたりしたが、一番キラキラした光を感じたのは函館だった。それは青春だったから感じることができた光なのか、函館だから感じた光なのか、いまだにわからない。

a0158797_23551156.jpg

そんな光を浴びながら、この工場の前を通ると、魚の廃棄物のいやな臭いが鼻を突いたが、今ではそれさえも愛おしい。今では臭いも薄らいでいる。さして、函館のキラキラしたものも、気のせいか薄らいでいる。

(撮影日:2013年6月5日)




このシリーズでご紹介する建物は以下の基準で選択・掲載しています。

1.新築年は戦前以前と思われるものとします。ただし、全てを調査するのは困難ですので、基本的には建築様式などで筆者が主観的に判断します。実際の建築年と異なっていたとしても一切の責任は負いません。
2.外壁・屋根などが現代のものに改装されていても、建築様式が前記に当てはまると判断した建物は掲載します。ただし、外観に建築当時の痕跡が無く、明らかに現代のものに改装されているものは除きます。
3.基本的には1棟1枚の写真としますが、建物の規模が大きい場合には2枚掲載する場合があります。また、長屋などはまとめて何戸かの写真を掲載する場合があります。
4.ご覧になった方に先入観を持っていただきたくないため、その建物の肩書(景観形成指定建築物、伝統的建築物、あるいは建物にまつわる物語など)は一切添付いたしません。どうかあなたの感性だけでご覧になってください。
5.写真の過度な編集は行わず、実物に近い状態の写真を掲載します。ただし、筆者の感性でモノクロにした方がいいと判断した場合は、自分に従います。
6.基本的には○○町○番を一括りとして掲載します。枝番(○号)までは掲載しませんので、気なった方は地図を片手に現地を歩いてみてください。
7.本ブログ右側にある「カテゴリー」をクリックしていただきますと、このシリーズだけをご覧になることができます。また、「タグ」ではさらに各町だけに絞ってご覧になることができます。





いつもお読みいただきありがとうございます。日本ブログ村北海道風景写真ランキングに参加しました。
どうか二つのクリックお願いします。(笑)
人気ブログランキングへ にほんブログ村 写真ブログ 北海道風景写真へ

a0158797_0504831.jpg

今回は、前回の19番続きである。前回も述べたが、函館の古建築物のリフォームした時の色遣いが面白い。それはなぜか古建築物に多い。新築の建物になるほど当たり障りのないものになっている。
若干派手な色がいいのか、そうでないのかは個人の感覚に拠るが、どちらにしろ「面白い」のは確かだと思う。

a0158797_1174419.jpg

a0158797_1184699.jpg

a0158797_1191431.jpg

a0158797_1195272.jpg

1棟2戸の建物が多いが、似ているようで、それぞれが自己主張している。

a0158797_1222061.jpg

a0158797_122455.jpg

a0158797_1231493.jpg

a0158797_1234127.jpg

入舟町も終盤となった。この街は最後まで魅せてくれる。

(撮影日:2013年6月5日)





このシリーズでご紹介する建物は以下の基準で選択・掲載しています。

1.新築年は戦前以前と思われるものとします。ただし、全てを調査するのは困難ですので、基本的には建築様式などで筆者が主観的に判断します。実際の建築年と異なっていたとしても一切の責任は負いません。
2.外壁・屋根などが現代のものに改装されていても、建築様式が前記に当てはまると判断した建物は掲載します。ただし、外観に建築当時の痕跡が無く、明らかに現代のものに改装されているものは除きます。
3.基本的には1棟1枚の写真としますが、建物の規模が大きい場合には2枚掲載する場合があります。また、長屋などはまとめて何戸かの写真を掲載する場合があります。
4.ご覧になった方に先入観を持っていただきたくないため、その建物の肩書(景観形成指定建築物、伝統的建築物、あるいは建物にまつわる物語など)は一切添付いたしません。どうかあなたの感性だけでご覧になってください。
5.写真の過度な編集は行わず、実物に近い状態の写真を掲載します。ただし、筆者の感性でモノクロにした方がいいと判断した場合は、自分に従います。
6.基本的には○○町○番を一括りとして掲載します。枝番(○号)までは掲載しませんので、気なった方は地図を片手に現地を歩いてみてください。
7.本ブログ右側にある「カテゴリー」をクリックしていただきますと、このシリーズだけをご覧になることができます。また、「タグ」ではさらに各町だけに絞ってご覧になることができます。





いつもお読みいただきありがとうございます。日本ブログ村北海道風景写真ランキングに参加しました。
どうか二つのクリックお願いします。(笑)
人気ブログランキングへ にほんブログ村 写真ブログ 北海道風景写真へ

a0158797_23492898.jpg

入舟町19番は、15番の延長上、つまり通りの山側に位置する長い地域だ。15番の街区が小さかった分、19番の世帯数は多い。そして古建築物も、また多い。

a0158797_23512799.jpg

今回も、その1とその2に分かれるが、前回のように別角度をお見せするためではなく、単に古建築物がかなり多いため、2回に分けることにした。

a0158797_23534793.jpg

19番の建物は面白い。窓の形や位置、全体のフォルム、いかにも連棟だったものを切断したもの、など、見ていて飽きが来ない。昔の人は色々考えていたのだな、と感心してしまう。そういう独創性は現代よりも昔の方があったような気がしてならない。

a0158797_235756100.jpg

ともかく、個性豊かな建物たちをご覧になっていただきたい。

a0158797_23591684.jpg

a0158797_23594327.jpg

a0158797_001876.jpg

a0158797_005267.jpg

a0158797_012055.jpg

a0158797_014380.jpg


(撮影日:2013年6月5日)



このシリーズでご紹介する建物は以下の基準で選択・掲載しています。

1.新築年は戦前以前と思われるものとします。ただし、全てを調査するのは困難ですので、基本的には建築様式などで筆者が主観的に判断します。実際の建築年と異なっていたとしても一切の責任は負いません。
2.外壁・屋根などが現代のものに改装されていても、建築様式が前記に当てはまると判断した建物は掲載します。ただし、外観に建築当時の痕跡が無く、明らかに現代のものに改装されているものは除きます。
3.基本的には1棟1枚の写真としますが、建物の規模が大きい場合には2枚掲載する場合があります。また、長屋などはまとめて何戸かの写真を掲載する場合があります。
4.ご覧になった方に先入観を持っていただきたくないため、その建物の肩書(景観形成指定建築物、伝統的建築物、あるいは建物にまつわる物語など)は一切添付いたしません。どうかあなたの感性だけでご覧になってください。
5.写真の過度な編集は行わず、実物に近い状態の写真を掲載します。ただし、筆者の感性でモノクロにした方がいいと判断した場合は、自分に従います。
6.基本的には○○町○番を一括りとして掲載します。枝番(○号)までは掲載しませんので、気なった方は地図を片手に現地を歩いてみてください。
7.本ブログ右側にある「カテゴリー」をクリックしていただきますと、このシリーズだけをご覧になることができます。また、「タグ」ではさらに各町だけに絞ってご覧になることができます。





いつもお読みいただきありがとうございます。日本ブログ村北海道風景写真ランキングに参加しました。
どうか二つのクリックお願いします。(笑)
人気ブログランキングへ にほんブログ村 写真ブログ 北海道風景写真へ

a0158797_22152195.jpg

今回は、18番のその2として、山背泊の通りの海側にある人一人が歩けるくらいしかない歩道を歩いて撮影したものをご紹介する。

なぜそのように至ったがを説明すると、メインの通りを歩いていると、建物が裏(海側)に続いているようで気になって仕方なかった。何かがあるはずだ。そこで、浜側に向かってみた。すると何とも言えない光景が待ち構えていた。

a0158797_22353934.jpg

一言で言えば、一地方の漁村の風景、それで終わるかもしれない。だが、紛れもなく、そこには昔夢と希望を懐深く密かに仕舞い込んで津軽海峡を渡って来た者が見る、函館の最初の姿だっだ。

a0158797_22402628.jpg

もちろん、建物の形も様式も当時と今では大きく異なるだろう。家々の密集度合も違うだろう。だが、なぜかひよっとしたら戦国時代から何一つ変わっていないのではないかと錯覚してしまいそうだ。

a0158797_22434072.jpg

明治時代の華やかさのかけらも感じない。ただただ、昔からこうだったから今もそうなんだ、とでも言いたそうだ。自分たちが変わらなかったのではなく、元町や末広町などが勝手に変わったのだ、と。

a0158797_22485668.jpg

わたしが、山背泊が函館の原点と称したのはそんな理由からだ。

a0158797_2250292.jpg

函館の大衆はけっこう派手な色を建物に与える。原色などだ。そんなところに「粋」を感じてしまうし、日本を感じない部分かもしれない。


a0158797_22545318.jpg

そんな18番の裏側を紹介しないわけにはいかなかった。

a0158797_22554916.jpg


(撮影日:2013年6月5日)




このシリーズでご紹介する建物は以下の基準で選択・掲載しています。

1.新築年は戦前以前と思われるものとします。ただし、全てを調査するのは困難ですので、基本的には建築様式などで筆者が主観的に判断します。実際の建築年と異なっていたとしても一切の責任は負いません。
2.外壁・屋根などが現代のものに改装されていても、建築様式が前記に当てはまると判断した建物は掲載します。ただし、外観に建築当時の痕跡が無く、明らかに現代のものに改装されているものは除きます。
3.基本的には1棟1枚の写真としますが、建物の規模が大きい場合には2枚掲載する場合があります。また、長屋などはまとめて何戸かの写真を掲載する場合があります。
4.ご覧になった方に先入観を持っていただきたくないため、その建物の肩書(景観形成指定建築物、伝統的建築物、あるいは建物にまつわる物語など)は一切添付いたしません。どうかあなたの感性だけでご覧になってください。
5.写真の過度な編集は行わず、実物に近い状態の写真を掲載します。ただし、筆者の感性でモノクロにした方がいいと判断した場合は、自分に従います。
6.基本的には○○町○番を一括りとして掲載します。枝番(○号)までは掲載しませんので、気なった方は地図を片手に現地を歩いてみてください。
7.本ブログ右側にある「カテゴリー」をクリックしていただきますと、このシリーズだけをご覧になることができます。また、「タグ」ではさらに各町だけに絞ってご覧になることができます。





いつもお読みいただきありがとうございます。日本ブログ村北海道風景写真ランキングに参加しました。
どうか二つのクリックお願いします。(笑)
人気ブログランキングへ にほんブログ村 写真ブログ 北海道風景写真へ

a0158797_22585066.jpg

入舟町18番は16番に続く山背泊の浜側の列をなしている一帯である。
実はこの辺りから、建物の判断に窮してきた。なぜなら、建物の過去の面影もなくするほど綺麗にリフォームしているものが多くなったからだ。

a0158797_234857.jpg

私が古建築物であるという判断をする最低の基準のひとつは基礎である。もちろん戦前には今のような基礎を持つ建物はない。立派な建物になると石垣やブロックなどの基礎を構えているものもあるが、一般住宅ではほとんど見当たらない。一見基礎のように見えても、実は単に板張りの上にモルタルを塗っただけということもある。
だが、これは戦後しばらくの間束基礎だけの時代があったため、決定的とは言えない。

a0158797_23204164.jpg

次に軒先だ。戦前建築物の特徴として、垂木を露出させていたり、破風で覆っている場合でも、肘木というのか、軒を支える木材が付いている場合が多い。また、その肘木付近に彫刻入りの板を張っていれば、かなりの確率で戦前のものと言える。
だが、これらはどちらかというと、比較的建築費をかけた建物に見かける特徴で、庶民向けの建物が必ずしもそうだとは断言できない。また、当時はそうであったが、屋根の改修をする際に現代風な破風に変更して痕跡が見えない場合もある。

a0158797_23324175.jpg

あとは、出窓の付け方、連棟式の建物の場合は、一部が全く現代風であっても、違う一部に名残を見つけた時や、表通り側が二階建てで奥に行くと平屋になっている形式かどうか、その他天井高など、チェックできる項目はいくつもある。

a0158797_2338420.jpg

これらを総合して、最後は私の主観で判断するのだが、時々判断に困る建物がある。冒頭で説明したような建物だ。それがこの山背泊に入ると頻繁に出現してきた。

a0158797_23395071.jpg

a0158797_23403493.jpg

だから、正直言って山背泊に関しては、間違っているものが多数含まれているかもしれない。もしそうだったらご容赦を乞うしかない。

a0158797_23453344.jpg

a0158797_2346288.jpg

a0158797_23463177.jpg

そして、この18番にはもうひとつの顔があった。それは浜側から見た建物たちの顔だった。そのため、この18番に限り、その1とその2を特別に設けることにした。

(撮影日:2013年6月5日)



このシリーズでご紹介する建物は以下の基準で選択・掲載しています。

1.新築年は戦前以前と思われるものとします。ただし、全てを調査するのは困難ですので、基本的には建築様式などで筆者が主観的に判断します。実際の建築年と異なっていたとしても一切の責任は負いません。
2.外壁・屋根などが現代のものに改装されていても、建築様式が前記に当てはまると判断した建物は掲載します。ただし、外観に建築当時の痕跡が無く、明らかに現代のものに改装されているものは除きます。
3.基本的には1棟1枚の写真としますが、建物の規模が大きい場合には2枚掲載する場合があります。また、長屋などはまとめて何戸かの写真を掲載する場合があります。
4.ご覧になった方に先入観を持っていただきたくないため、その建物の肩書(景観形成指定建築物、伝統的建築物、あるいは建物にまつわる物語など)は一切添付いたしません。どうかあなたの感性だけでご覧になってください。
5.写真の過度な編集は行わず、実物に近い状態の写真を掲載します。ただし、筆者の感性でモノクロにした方がいいと判断した場合は、自分に従います。
6.基本的には○○町○番を一括りとして掲載します。枝番(○号)までは掲載しませんので、気なった方は地図を片手に現地を歩いてみてください。
7.本ブログ右側にある「カテゴリー」をクリックしていただきますと、このシリーズだけをご覧になることができます。また、「タグ」ではさらに各町だけに絞ってご覧になることができます。





いつもお読みいただきありがとうございます。日本ブログ村北海道風景写真ランキングに参加しました。
どうか二つのクリックお願いします。(笑)
人気ブログランキングへ にほんブログ村 写真ブログ 北海道風景写真へ

<入舟町16番>
a0158797_23133915.jpg

入舟町16番は、山背泊に突入した前回の15番の道路の反対側、つまり浜側に並んだ一帯である。その面積(=長さ)は15番より大きい。そのためか古建築物も15番よりも多い。

a0158797_23181490.jpg

a0158797_23201645.jpg

a0158797_23211832.jpg

だが、16番の古建築物はほとんどが庶民向けの小さな家ばかりだった。大きめの建物もあったのだが、みんな新しく立て直したと思われるものばかりだった。

a0158797_23243628.jpg

a0158797_2324274.jpg

a0158797_2326413.jpg

よく古建築物の保存をと訴えることがある。特に元町などの建物はその声が強い。しかし、山背泊では、そんな言葉は虚しく聞こえる。昔からあったから、今もある。建て直すのも大変だから、昔建てた家を今でも使っている。ただそれだけで現在もあるのだ。

なぜだろうか?理由はただひとつだ。そこが自分の住む家、だからだ。

a0158797_23313424.jpg


<入舟町17番>
a0158797_23331270.jpg

入舟町17番は、16番の裏側、入舟漁港側にある写真のような工業施設、水産加工場だけが存在する一帯だ。その中に古建築物と思えるものはなかった。

a0158797_23375293.jpg

水産加工場の屋根の上でカメもが戯れていた。

(撮影日:2013年5月14日)



このシリーズでご紹介する建物は以下の基準で選択・掲載しています。

1.新築年は戦前以前と思われるものとします。ただし、全てを調査するのは困難ですので、基本的には建築様式などで筆者が主観的に判断します。実際の建築年と異なっていたとしても一切の責任は負いません。
2.外壁・屋根などが現代のものに改装されていても、建築様式が前記に当てはまると判断した建物は掲載します。ただし、外観に建築当時の痕跡が無く、明らかに現代のものに改装されているものは除きます。
3.基本的には1棟1枚の写真としますが、建物の規模が大きい場合には2枚掲載する場合があります。また、長屋などはまとめて何戸かの写真を掲載する場合があります。
4.ご覧になった方に先入観を持っていただきたくないため、その建物の肩書(景観形成指定建築物、伝統的建築物、あるいは建物にまつわる物語など)は一切添付いたしません。どうかあなたの感性だけでご覧になってください。
5.写真の過度な編集は行わず、実物に近い状態の写真を掲載します。ただし、筆者の感性でモノクロにした方がいいと判断した場合は、自分に従います。
6.基本的には○○町○番を一括りとして掲載します。枝番(○号)までは掲載しませんので、気なった方は地図を片手に現地を歩いてみてください。
7.本ブログ右側にある「カテゴリー」をクリックしていただきますと、このシリーズだけをご覧になることができます。また、「タグ」ではさらに各町だけに絞ってご覧になることができます。





いつもお読みいただきありがとうございます。日本ブログ村北海道風景写真ランキングに参加しました。
どうか二つのクリックお願いします。(笑)
人気ブログランキングへ にほんブログ村 写真ブログ 北海道風景写真へ

a0158797_0273726.jpg

いよいよ最も「ディープな函館」に突入する。入舟町15番からは「山背泊」と呼ばれている地域だ。その名の通り、函館山を背にして、狭小な平地に家が建てられた江戸時代にはすでにあった一帯だ。
道路も細く、4mくらいの道がずっと続く。その道路を挟んで向かい合うようにして家が建ち並んでいる。

a0158797_055082.jpg

だが、実際に歩いてみると、例えば古くてボロボロだという家はそれほど多くない。けっこうそれなりにリフォームして住み続けているような家を多く見かける。

a0158797_1135382.jpg

だが、それでも道の細さと、曲がりくねった道は、独特の雰囲気を醸し出している。

a0158797_1154891.jpg

山背泊の建物の見分けは意外と難しかった。これについては後日述べようと思う。

a0158797_211530.jpg

魚見坂へと続く階段。映画「海炭市叙景」で、竹原ピストルが造船所に出勤する際に降りたものだ。

a0158797_20133.jpg

一見きれいにリフォームされて、古さを全く感じさせないが、実際に近くで見ると、古建築物の名残がある。

(撮影日:2013年5月14日)




このシリーズでご紹介する建物は以下の基準で選択・掲載しています。

1.新築年は戦前以前と思われるものとします。ただし、全てを調査するのは困難ですので、基本的には建築様式などで筆者が主観的に判断します。実際の建築年と異なっていたとしても一切の責任は負いません。
2.外壁・屋根などが現代のものに改装されていても、建築様式が前記に当てはまると判断した建物は掲載します。ただし、外観に建築当時の痕跡が無く、明らかに現代のものに改装されているものは除きます。
3.基本的には1棟1枚の写真としますが、建物の規模が大きい場合には2枚掲載する場合があります。また、長屋などはまとめて何戸かの写真を掲載する場合があります。
4.ご覧になった方に先入観を持っていただきたくないため、その建物の肩書(景観形成指定建築物、伝統的建築物、あるいは建物にまつわる物語など)は一切添付いたしません。どうかあなたの感性だけでご覧になってください。
5.写真の過度な編集は行わず、実物に近い状態の写真を掲載します。ただし、筆者の感性でモノクロにした方がいいと判断した場合は、自分に従います。
6.基本的には○○町○番を一括りとして掲載します。枝番(○号)までは掲載しませんので、気なった方は地図を片手に現地を歩いてみてください。
7.本ブログ右側にある「カテゴリー」をクリックしていただきますと、このシリーズだけをご覧になることができます。また、「タグ」ではさらに各町だけに絞ってご覧になることができます。





いつもお読みいただきありがとうございます。日本ブログ村北海道風景写真ランキングに参加しました。
どうか二つのクリックお願いします。(笑)
人気ブログランキングへ にほんブログ村 写真ブログ 北海道風景写真へ