日和坂の伝統的建造物での思い出

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この邸宅、私の妹の同級生の実家である。

かなり昔、そのよしみで一度訪れたことがあるが、当時はまだこのような建物にあまり強い関心を持っていなかったため、記憶としてもおぼろげなものしかない。
玄関がかなり広く、落ち着いた佇まいを持つホールと居間があるというくらいしか覚えていない。

今年の正月、帰省した妹が同じく帰省したこの家の同級生と会った。その時、同級生は久し振りに私に会ってみたいと話したそうだ。私も会いたかった。もちろんこの家の中で。

同級生は女性だが、この歳になると男女というより、思い出の再現という一種の自分史の整理のための作業としての欲求が強い。この女性とは特別な関係はなかったが、この伝統的建造物の中で過ごした短い時間は若き頃の懐かしき楽しい記憶として今でも残っている。それを彩っていたのがやはりこの古き良き建物であったことは言うまでもない。

来年の正月は是非会えるよう、今から妹に根回ししておこうと思う。
by jhm-in-hakodate | 2010-03-13 23:38 | 函館の街並・建物 | Trackback | Comments(4)
Commented by ayrton_7 at 2010-03-14 16:17
こんにちは。
こちらの建物ですが、確か『Little D.J.~小さな恋の物語』だったか、『犬と私の10の約束』のいずれかでロケ地に使われていましたね。
Commented by sy-f_ha-ys at 2010-03-14 21:02
この玄関まわりのデザインは、いつ見てもいいですね。
内部がどのようになっているかも、とても気になる函館の隠れた名建築の一つだと思います。
Commented by jhm-in-hakodate at 2010-03-14 21:50
ayrton様、えっ!と思い、Web検索で必死になって調べましたが、わかりませんでした。妹の性格であれば、知っていたら私に話すのですが、聞いたことはありません。今度妹に確認してみます。
Commented by jhm-in-hakodate at 2010-03-14 21:56
sy-f_ha-ys様、そうなんです。私も訪問してから20年も経ってから、しっかり見ておけば良かったと後悔。そのためにも、今度伺うことができたら、彼女との再会と共に建物の良さを楽しみながら写真に収めたいと思っております。