カリベビにて
今日、久し振りにカリフォルニア・ベイビーで昼食した。昨年、散歩の途中でコーヒーを飲んだが、食事をするのは何10年振りかというくらいに記憶に残っていない。
それ程魅力のない店という意味ではない。若くはなくなった自分が、おやじ面して行くのがちょっと気恥ずかしい気後れに囚われていたのだ。でも、それは自分だけの問題だった。店の方も客も別になんの関係もないという空気の中でひと時を過ごすことができた。
何10年振りという言葉を使える店はそうざらにない。その長い間に店仕舞していないからこそ言えるのだから。
私が10代から20そこそこの頃から存在している店は函館にはいっぱいある。自分の中では、新しい店を知りたいという変な好奇心にかまけて、古建築物をどうのこうのと言っている割に、長く頑張っている店を訪れていないということを恥じた。
無理な辻褄合わせではない。たいていそういう店にはゆったりとした時間が流れているのだ。建物そのものだけでは出せない、壁や床やテーブルや調度品に染み着いた店の歴史の時間が、心地良いくつろぎを与えてくれる。
そうだ、'70代にあった店をもう一度訪れてみよう。そして、同じように若い頃に好奇心で訪れたことのある「おじさん・おばさん」たちに、その店の今を伝えよう。
カリベビでは、開店当時に流行っていたマイケル・ジャクソンの「スリラー」が流れていた。
食べ物屋ってFCで展開すると途端に味の方がおかしくなるってケースが多いから地元にしっかりと根ざした営業方針が良かったのかな?
若い観光客にとってはベイのカリフォルニアベービーってある意味「函館の聖地」って感じがあるみたいです。
ラッキーピエロも一度本州に支店を出したけど、すぐ撤退したみたいですね。地元一本という姿勢と函館でしか食べれない味は旅行者をくすぐり、楽しみを増やしてくれますよね。
どちらも私が函館を離れてからのお店で、行ったことも無ければ、食べたことも無いというレベルで何か言っちゃいけないというサンプルみたいなことになりました。失礼しました!
どちらも私が函館を離れてからのお店で、行ったことも無ければ、食べたことも無いというレベルで何か言っちゃいけないというサンプルみたいなことになりました。失礼しました!