旧相馬邸から見える函館

昨日に引き続き旧相馬邸を訪れた。1750年頃の江差を描いた屏風の撮影のためだ。そのついでに撮影してものと昨日撮影した旧相馬邸からの眺めをお届けします。
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二階から見る函館港。相馬氏は家にいながら商船の入港を確認できたのですね。
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同じく二階から公会堂を見る。自らが巨費を投じて建てた公会堂も窓から見える風景の一部だったのだろうか。
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二階から緑の島方面を見る。
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二階から見ると、旧英国領事館も見下ろせる。
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この方向からは今は無き函館区立(後に市立)病院も見えたであろう。

なお、窓を通して見える建物等が歪んだり変形して見えるのは、窓ガラスが昔の製法によるもので、表面が均等に仕上がっていないからです。これも見所のひとつです。
by jhm-in-hakodate | 2010-05-27 21:14 | 函館の街並・建物 | Trackback | Comments(4)
Commented by sy-f_ha-ys at 2010-05-28 06:34
函館へ訪れるたびいつも驚くのが、相馬邸の立地です。
あの大英帝国の領事館を見下ろす場所に建っているんですからね。当時函館に赴任してきた英国領事は、さぞかし嫌だったでしょうね(笑)。
そういう意地っ張りな点から見ても、この相馬邸は当時の函館ならではの建物と言えるのではないでしょうか。
Commented by ayrton_7 at 2010-05-28 11:33
建物そのものも興味深いですが、そこからの風景も興味深いですね。
6月が楽しみです。
Commented by jhm-in-hakodate at 2010-05-29 03:22
sy-f_ha-ys様、更にその上の自ら巨費を投じて造られた公会堂もありますし、坂下に降りると社屋があるわけですので、英国領事館は相馬氏に完全に囲まれていたわけですね。(笑)
ちなみに初めて知ったのですが、公会堂に投じた5万円というお金は日本銀行からの借入だったそうですね。日銀が初めて個人に貸した融資だそうです。
Commented by jhm-in-hakodate at 2010-05-29 03:25
ayrton様、見たらきっと写真をたくさん撮りたくなりますよ。 ayrton様の好まれる構図やロケーションがあちこちにあります。ちなみに私は2日間の訪問で延べ150枚以上の写真を撮りました。