「フン」の連鎖

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青柳町電停方面から見る谷地頭電停方面の風景はけっこう好きだ。終点というイメージはどつく前よりこちらの方が強い。

「フン」と言っても排泄物のことではない。「フン、どうせ・・・」のフンである。
これがけっこう世の中をややこしくしてしまう。「フン」は伝染する。感染しないためには相当な精神的防御が必要である。

例えば、ある女の子がある男の子に恋をしたとする。女の子は彼に気に入られようとお洒落をして、可愛い素振りをして、彼の言うことを何でも聞いた。ところが、彼はそれをいいことに我儘放題好き放題に付き合いをして、あげくの果てに飽きたからと彼女を捨てる。当然彼女は悲しみ、泣き、苦しみ、心に大きな傷を残す。
それから彼女が立ち直る方法のひとつとして、「フン、男なんて」と自らを思い込ませることがある。

立ち直った彼女は大人になった。今度は、ある男が好意を寄せて彼女に近づいた。彼女は過去の痛手から身構える。そして、何の関係もないのに昔の彼の復讐をするかのように、近寄った男を利用しようとする。時には運転手として使い、時には貢がせたり。利用価値がなくなったら、「フン、どうせ男なんて結局裏切るのだから、捨てられる前に捨てちゃえ」と、彼から離れる。
今度は一生懸命気に入られようと時間も金も心も使った彼が傷付く。そして思う。「フン、女なんて男を利用するだけ利用して、酷いもんだ」今度は彼が他の女性をもて遊ぼうとする。自分が傷付かないために。

このように「フン」は強い感染力で人々の間を連鎖的に伝わっていく。とても恐ろしい。それは結婚というフィルターを介すると一時的には消滅したかのように感じるが、時の経過と共に体内から再び増殖して復活する。そして夫婦関係は低空飛行でかろうじて飛び続けるか、失速して墜落するはめとなる。

その夫婦に育った子供は、親から継いだ「フン」の精神で付き合う相手を見る。相手も「フン」ウィルスに侵されてしまう。ますます「フン」は拡がりをみせる。

本当に「フン」は恐ろしい感染力を持っている。

もちろん「フン」は男女関係だけではない。人間関係のいたるところに出没する。老若男女関係なく伝染する。人と人の付き合いは「感染の疑い」から始めなくてはならなくなる。大きなマイナスからのスタートだ。

Billy Joel は「Honesty, such a lonely word」と歌った。
さて、あなたは何と歌うだろうか。
by jhm-in-hakodate | 2010-07-23 00:22 | その他雑感 | Trackback | Comments(2)
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Commented by ayrton_7 at 2010-07-23 11:39
ご存じだと思うのですが、北海道情報誌 HO の最新号は「あなたの知らない 函館案内」となっていまして楽しめました。
http://www.toho-ho.jp/
Commented by jhm-in-hakodate at 2010-07-24 01:00
はい、コンビニで立ち読みしました。ロマロマのマスターの対談や旧相馬邸が新たに掲載されていましたね。
まだあったらこの次は買おうと思っています。