女神像撤去報道

女神像撤去報道_a0158797_22503070.jpg
新川町・自由市場近くのお茶屋さん。よく見るととても独特のデザインを持つ建物だ。

本日、北海道新聞朝刊にて二十間坂の自由の女神像の撤去を19日16:00に行うとの報道があった。

この報道にはまたまた疑問点が数多く噴き出して来た。次に記すのは新聞の記事によるものと知り得た情報を基に記す。
まず、撤去の情報を北村社長が「提供」したのは限られたメディアであった。これは何を意味するのか?恐らく北村社長は自分にとってより効果的に都合のいい記事を書いてくれるところを選んだのであろう。確かに、前回の撤去宣言の取材時に、報道としては異常としか思えないような北村水産寄りの報道をしていた。社長が「これは使える」と思ったとしても不思議ではないだろう。

次に、撤去した女神像を屋上に移転し、シートを被せて保管するとのことだ。理由は、「置き場所がないため」との事だが、本当に潔く女神像を諦める気があるのなら、電動カッターで裁断して産業廃棄物として業者に捨ててもらえば済む話だ。
それを、あえてなぜ屋上に保管するのか?これには本日のツイッター上でも推論が表された。転売先を探すのか、それとも撤去はするが再び目立つ所に「移設」するためか等々。私は、過去のコメントや子供に撤去が可哀想という落書きを書かせる言動から、シートを被せてしまうはめになった女神像が可哀想だ、自分は辛いんだという同情を訴える演出をするために採った方策と見ている。

そして、何と社長を「説得」した歌手の佳山明生氏が「函館入り」するらしい。この道新の表現が面白い。一部情報によると、佳山氏は撤去セレモニーの時に歌を披露するらしい。つまり「撤去ショー」を開催するとのことだ。
この情報が事実だとしたら、よりアピールするために北村水産は広告を出すかもしれない。「さよなら女神さん」とか何とかのタイトルで。そして、佳山氏が歌い、「社長、よくぞ決断した」とのコメントでも出したものならその場は最高潮。じーんと来た見物客は術中に嵌り、そこに同情心が芽生える。こんなストーリーだ。

北村社長は仕事柄ネットを見ているから、もしこのブログを見たとしたら作戦を変更するかもしれない。そして、根拠のない噂が流れたということをコメントする場面があるかもしれないし、ないかもしれない。
いずれにしても、当日もし私が現地に行くことができたなら、ショーそのものの取材より、ショーを取材している北海道新聞社の取材を注視して取材したい。
また、当日の北海道新聞の広告ないし翌日の報道にも注目したい。

なお、以上の文章は紙上の記事と「噂」を基に私が推測したものであり、事実を確認したものではないことを付け加える。
できればこんなストーリーないし類似した展開で「撤去」しないことを私は望む。
人々が注目していた20日以前に、人知れず気が付いたら撤去されていて、当日に「既に撤去しました」宣言をした方がカッコイイ、それぞ男だと思っていたのだが・・・。
by jhm-in-hakodate | 2010-08-18 00:56 | その他雑感 | Trackback | Comments(2)
Commented by てっちゃん at 2010-08-18 20:22 x
女神様、やはりすんなりとは決着しないみたいですね。
やってること、言ってる事がホントにどこぞの将軍様の国とソックリに思えて来ました(笑)

基本、人が何をやろうと勝手だと思います。でも、それは周りの人間を尊重した上での話です。
もう少しだけの気配りがあれば、共存共栄できたんでしょうが。

女神様の今後について。
ツイッターは見ていませんが、今までのやり方から推測してみました。
屋上にシートをかけずに横たえて、そこで展示するつもりではないでしょうか。もともとは展望台にするつもりの屋上でしょうし。
もう一つは、角度的に地面からは見えないので「景観」にはひっかからない、しかし函館山展望台からはカメラや望遠鏡で見る事ができるかと思うのですが、如何でしょう。
長くなってしまいました。
適切でない表現がありましたら削除しますので、ご指摘願います。




Commented by jhm-in-hakodate at 2010-08-19 00:01
てっちゃん様、お久し振りです。
屋上に横にしても、電車通からは見えそうな気がします。その他撤去のセレモニーをどのように執り行うのか、明日全部わかります。
ちなみに、北村水産は明日「二十間坂 自由の女神 撤去まつり」と題したイベントを行うみたいです。あきれてものが言えません。