ヘイ!そこのバンド

a0158797_2221963.jpg
青柳町のお気に入りの住宅。今年7月撮影。

先日、ツイッター上で「The Band」が話題に上がっていた。まさしく私の高校時代に現役バリバリだった彼らの演奏は、聞きようによっては地味だが、その演奏の正確さとアメリカの田舎のオヤジたちが楽しんで歌っているという雰囲気が何とも言えない味があるバンドである。

まず、映画「Easy Rider」の挿入歌で有名になった「The Weight」をお聴きください。



画質も音質も悪いですが、最も脂がのっていた頃の演奏です。

さて、このシンプルなバンド名ですが、昔読んだ彼らのインタビュー記事か映画でバンド名の命名の経緯を話していたのをよく覚えている。
当初彼らは「ザ・ホークス」というバンド名だった。ところがある所で演奏の練習を行っていたところ、近所のおじさんに「ヘイ!そこのバンド(The Band)」と呼ばれたら、その名前いいじゃないかということでこのバンド名になったとのことです。この単純さがまたいいですね。次は私が大好きな「The Night They Drove Old Dixie Down」をお聴きください。



さて、The Bandと言えばBob Dylanと切っても切れない縁がある。最初に知り合ったいきさつは忘れてしまったが、Bob Dylanがバイク運転中の交通事故で瀕死の重傷を負い(首の骨を折り、骨折箇所がもう少しずれていたら死に至っていたといわれたもの。それ以降彼は首を自由に曲げれなくなった)、しばらく療養していた頃、DylanとThe Bandはかの有名な「Big Pink」と呼ばれる家に籠り、溜め込んでいたDylanの曲を演奏していた。その時にDylanがThe Bandに歌わせたのが、このブログのタイトルでもある「I Shall Be Released」である。この曲ともちろん彼らの素晴しいオリジナル曲で彼らは有名なバンドとなったのだ。

The Bandにまつわる面白い逸話がある。レコードデビューをしてそれなりに売れた彼らだが、天性の(?)の浪費癖でメンバーの何人かがせっかく稼いだ金を使い果たし、Bob Dylanに金が必要だからコンサートをやらないかと持ちかけた。Dylanはその頼みを受け、長年の沈黙を破って全米コンサートを実施したのだった。これが「Before the Flood(邦題、偉大なる復活)」というアルバムができたいきさつである。
動機は「何だ」と思ってしまうものだが、このアルバムの演奏はDylanの中でも最高傑作だと個人的には思っている。この組み合わせからは本当に「すごい」音楽が生まれてくる。

最後にThe Bandの「I Shall Be Released」をお聴きください。


by jhm-in-hakodate | 2010-10-02 01:04 | その他雑感 | Trackback | Comments(2)
トラックバックURL : https://jhm1998.exblog.jp/tb/11363019
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by New-Ma at 2010-10-02 20:57 x
よく考えてみると "the Band" という名前、非常に重いものだと思います。
バンドの中のバンド、最高峰のバンド、世界中のバンドを代表するバンド。
よく名前に押し潰されずにやれたもんだと思います。
このバンド名が許されるのはこのバンドだけでしょう。
Commented by jhm-in-hakodate at 2010-10-03 00:35
New-Ma 様、初めまして。
The Bandはその演奏の完成度の高さから、ミュージシャンからの評価が高かったですね。
彼らの(ひとまず)最後のコンサート「The Last Walts」に集まったミュージシャンのメンバーが、New-Ma 様の言葉を証明していますね。