弥生町観光スポット

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旧合名会社宮田商店(宮田質店)、現みかづき工房。

本日、ハコダテ150+の記事で弥生町のみかづき工房の店主・池井一季さんを紹介した。
実は、この建物の外観を空家状態の時と開店準備時の二度ハコダテ150に写真投稿をしていた。ギャラリーとして大正時代の建物が再利用されるのは大変好ましいことだったし、また、近くには函館マニアには有名な大正湯と高級な手打ち蕎麦店・蕎麦蔵があり、錆びゆく西部地区の中でも比較的注目されている地域だったため、ギャラリーが加わるのは大歓迎であった。
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西部地区に住む者のひいき目の印象になるかもしれないが、昨年よりも今年の方が弁天町・弥生町方面に足を延ばす観光客が増えたような気がする。一因として、観光シーズン直前に発刊された「HO」の「あなたの知らない函館案内」の影響があったのだろうと推定できる。

これはいい傾向である。元町やベイエリアだけでは新規観光客を毎年多く呼び寄せなければ観光客は年々減少の一途をたどるであろう。一度観たら飽きる人が相当数いるだろうと想像できるからだ。今日、ハリストス正教会附近を歩いたが、声が聞こえるのは中国語が多かった。
中国人観光客がだめだというわけでは決してない。中国の方々にも函館の魅力を是非堪能してほしいと思う。だが、中国の方が函館のディープな部分までどれほど入り込んで来てくれるかと言えば、団体旅行が多い現段階ではまだ疑問がある。

函館の本当の面白さを深く知ってもらうためには、通常の観光エリアから少し離れた所をもっと歩いてもらった方がいい。また、西部地区を観光地としている市民にもその方がいい。だから、こんな古建築物を再利用した店舗が増えるのはありがたいことだ。建物は利用されてこそ生きる。
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だが、一般の観光客がもっと多く弥生町を歩いてもらうには、まだ観光施設が不足しているのは確かだ。
そこで候補として注目されるのが、旧ロシア領事館だ。私も散策時に時折立ち寄ってみるのだが、このまま放置していると建物の外壁を含めた木材の傷みが増し、せっかくの貴重な財産を駄目にしてしまう可能性がある。だからと言ってリニューアルできるほど市に予算はないだろうし、また、あってもその後の運営を考えることができるほどのセンスもないだろう。
だからここは補助金を出した上で、何らかの利用運営を民間委託したらいいのではと考える。巷の噂ではこの施設を利用したいという者もいるらしい。何もしないでだめにするより、何かに利用させてより地域を活性化させた方が得策であると考えるのは何もおかしなことではないはずだ。
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まぁ、そんな市への要望もあるが、それとは別に自力で頑張っているみかづき工房をこれからも応援していきたいと思うし、また、近所なので珈琲を飲みにも行きたいと思う私である。
by jhm-in-hakodate | 2010-10-07 01:19 | 函館の街並・建物 | Trackback | Comments(6)
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Commented at 2010-10-07 10:11
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by jhm-in-hakodate at 2010-10-07 23:00
鍵コメント様、観光客はやっぱり「そんなのはつまらない」と言っても、テーマパーク的なものが好きなのでしょうね。
例えば、札幌の時計台がビルの谷間にポツンとあって観てもつまらない、という評判が定番となっていたとしても、「札幌・時計台」という組み合わせがある限り、札幌に行ったら時計台を見なきゃならないという義務感を持ってしまうのでしょうね。だから夏の時計台の前にはたくさんの観光客がいつもいます。
つまり、そこに旅行に行ったら観なければ損をした、せっかく行ったのだから有名観光地はクリアしておかなきゃという心理んのでしょう。
Commented by ayrton_7 at 2010-10-08 19:03
集積の経済という言葉があります。
様々なものが集まることによって1+1が2以上の生産額を導き出す。
まさに、函館の観光スポットもそうです。
旧弥生小学校という名建築物を失ったのは大きな痛手ですが、基坂よりも西側に観光客を誘導することは、より大きな経済効果を生み出すはずです。
札幌の時計台を初めて見たとき、興醒めしてしまいましたが、函館には歴史が刻まれた街の景観が未だ残っているのです。
明日、ロワジールホテルにて、少し自分の考えを述べてまいりたいと思っています。
Commented by jhm-in-hakodate at 2010-10-08 23:52
ayrton様、函館の深さをアピールできるものを当該地域は有しています。明日の「函館学2010」私は仕事で行けませんが、是非頑張って参加者の認識を新たにしてください。期待しています。
Commented by New-Ma at 2010-10-09 15:55 x
9月の終わりに「Ho」を参考に函館旅行しました。
いつか近いうちにまた函館に行きたい、と思っていた自分に
あの本が背中を押してくれました。

「大正湯」に向かう路面電車で運賃を教えてくれたオッサン、あの日の夕焼け、帰り道の名残惜しさ、39歳の自分がまだあんな感情に浸れるとは少し意外でした。
Commented by jhm-in-hakodate at 2010-10-09 23:39
New-Ma 様、素敵な旅行ができたようですね。最良の旅は現地の人との心に残る触れ合いができること。それがあると同じ景色でももっと素晴しく見えますね。
50を過ぎて、且つ函館に住んでいながらもNew-Ma さんと同じような感情になることもしばしあります。また来てディープな函館を楽しんでください。