風景の中の人、人が物語る風景
本日、12月に実施されたハコダテ150+の「X'mas イルミネーション フォトコンテスト」の受賞作が発表された。そして、最優秀賞(第一位)に輝いた作品は、やはり人を配したものだった。その作品を含む受賞作の写真はこちらでご覧ください。
最優秀作はツリーを中央に配し、それを挟むように母子が手を繋いでいる風景だ。恐らく撮影者の妻と子供であろうと思うが、そう連想できるからなおさら見る者の心を温めてくれる。
この写真は技術的にどうかなとどとは考える必要も無いくらいに、「心」を感じさせてくれる。あえてモノトーンにしているのも、リアル過ぎずに想像力を駆り立たせてくれる。
やはり、人の心を打つのは人であった。このことは本ブログで幾度となく話しているので、ここではこれ以上言わない。
例えば、アメリカ映画で観るような、アメリカ南部の田舎のバーなどは、無人の店内の写真を見ても南部とはすぐにはわからない。だが、そこに一人くらいカウボーイハットを被った男がいたり、店内にいるのが全て逞しい白人男性だったりすると、南部だなということを連想できる。
つまり、人が風景を物語っているのだ。
今回の最優秀作を見て、改めて風景と人の関係の重要性を感じた。
ここで突然別の話題になるが、最近、写真をほとんど撮っていない。主な原因は、連日続く悪天候によるものだ。もちろん時間的都合もある。散歩をして撮影するという、自分のスタイルで撮りたいと思っているのだが、天気のいい日は休みでも予定があって撮れなかったり、時間がある時は猛吹雪であったりと、どうもタイミングが合っていない。
そのため、少しの間過去に撮った写真が主流となるが、技術的なところは目をつぶって(今も目をつぶらなければならない写真が多数あるが)ご覧になっていただきたい。
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確かに風景の中に人を配置すると、ストーリーが見えてきましね。
昨年の冬アートでも、人を配置した写真で、奨励賞を頂きましたからね。
今回の写真は、応募するつもりで撮った写真じゃなかったので、結果には自分も驚いてます。
実行委員の友人から、出してみたらと言われて出したのが良かったです。
ありがとうございます。
「イルミネーションフォトコンテスト」にあえてモノクロというのも心憎い。
他の作品の多くがイルミネーションが主役であるのに、あの作品はあくまで人物が主役でツリーはわき役ですね。
そこが人物入り写真の一番難しいところだと思います。
私はイルミネーションにしか目が行きませんでした。
人物が入ると「邪魔だなぁ!」とまで思いましたから、
まだまだ修行が足りません。
実はヨッシーさんとは知らずに投票していました(笑)。応募するつもりではなく、撮りたいものを撮ったから良かったのではないですか?考えすぎるとかえっていい写真が撮れないですからね。それは私だけかな。
ところが、ある時から何か物足りない気がしました。街を撮っているのに、いるべき人が写真の中にない。写真が生きていないことに気が付きました。そこで人を入れて撮ったら、やっと街らしくなったのです。