函館のワインの夢

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入舟漁港から見える駒ケ岳。山の雪の白が海面に写り綺麗だ。

大変身内のことで恐縮である。従兄弟の息子が結婚することになった。
こんなことを書けば、せいぜい社交辞令的に「あっ、そう。おめでとう」と言ってもらってお仕舞いである。わざわざブログに書くことでもない。いくら愚かな私でもそのくらいはわかる。

だが、そのカップルの職業が面白いのだ。
まず、従兄弟の息子であるが、ワインのソムリエをやっている。学校を出た後、フランスで勉強を重ね、ソムリエの資格を取得して職に就き、ある方に認められて現在はニセコのレストランを任されいる。その傍ら、ワイン用の葡萄の栽培や野菜の栽培に力を注ぎ、無農薬野菜の販売も行っている。

葡萄は道内何箇所かに試験的に栽培しているそうだ。この従兄弟、私の母方の本家の長男なのだが、ずっと北海道から離れて暮していたため、両親が亡くなった後に本家に戻れず、誰も住んでいない本家の裏の畑は荒地となってしまっていた。そこにソムリエである息子が目をつけ、何本かの葡萄を試験的に栽培し始めたのだった。

場所は檜山地方の某所なのだが、実は偶然にも気温等の自然条件が最も適している場所であるそうだ。だが、貧しい農家であった本家には広大な農地などなく、今求める広さの農地をあちこち探しているようだ。
従兄弟の息子はソムリエであり、葡萄を栽培する農家でもあるのだ。

そして、新婦であるが、こっちの方は凄い。本州のあるワイン醸造会社に勤務していたのだが、勉強のために渡仏し、大学でワイン醸造の勉強をして、フランスのエノログという醸造士国家資格を取得したのだった。何でも、この資格を持つ日本人は10人しかおらず、女性はひょっとしたら彼女一人ではないかというのが従兄弟の話であった。

帰国後、会社に戻り醸造の指導をすると、そこのワインは美味しくなったと、ネット上でも紹介されている。どうやら二人は、同時期にフランスにおり、知り合ったようだ。

その二人が、いずれ函館あるいは近郊に引っ越してくる計画を立てている。もちろん今すぐではないが、自分達が目指すワイン用の葡萄の栽培に目途がついたら、本格的に道南でのワイン製造を始める考えであるみたいだ。
何という楽しみであろうか。身内のことをあまり褒めると、またナルシストと呼ばれそうだが、他人だとしても、このカップルが作ったワインは期待してしまいそうだ。それが、ちょっと血縁としては遠くなるが、身内が作るとなれば楽しみで仕方ない。
また、函館の人々にとっても、美味しいワインが完成すれば誇りと思うかもしれない。もちろん、まだ実際に作っていないので、あくまで希望的予想であることに違いないが、期待は膨らむばかりである。

さて、彼らが自分達のオリジナルワインを造った時に、多少でも味がわかるように、少しあれこれと飲み比べてみようか。だが、昨年末にある方からプレゼントされたイタリアワインの、その透き通ったような味は覚えて
いるのだが、銘柄をすっかり忘れてしまうような私に、本当にそれができるのだろうか。甚だ疑問である。



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by jhm-in-hakodate | 2011-02-06 23:29 | その他雑感 | Trackback | Comments(4)
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Commented by 旅人 at 2011-02-07 21:20 x
希望の持てる良いお話ですね。
北海道新幹線のグランクラスでそのワインを出したら全国に広がるかも
カシオペアやトワイライトでも良いですね。
Commented by hidemaro2005 at 2011-02-07 21:50
檜山は比較的ぶどう栽培に適した場所は多いみたいですね。それは聞いたことがあります。
いずれにせよ、地域の「強み」を見つけて、それを大事に伸ばして「豊かに暮らす」ためのアイテムにすることはこれからの地方都市には大事な要素だと思います。ここに来なくちゃ手に入らない。というブランドをたくさん作りたいモノですね。
Commented by jhm-in-hakodate at 2011-02-07 23:46
旅人様、そうなれるよう若く情熱ある人には頑張ってほしいし、応援したいと思っている次第です。
Commented by jhm-in-hakodate at 2011-02-07 23:50
hidemaro2005様、おっしゃる通りです。函館は文化的にもそのようなものが生まれる土壌はあるのですが、なかなか肥料を与えようとはしない。
たまに生まれそうになると、若い芽の段階で水を与えずに枯らしてしまう。困ったものです。