日本人は政策より政局がお好き

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失敗作。スターバックスの窓ガラスに映った金森の屋号を撮影するというアイディアまでは良かったが、寒さで手が震えてぶれてしまった。あるプロのカメラマンは、下手だからと言った。その通りだ。

ここ何十年間か、日本の政局は目まぐるしく変わった。唯一長期政権となったのは小泉政権だった。
この小泉政権、私としては否定的に見る政策が数多くあるが、結果はどうあれそれによって日本は変わった。貧富の差が大きくなり、自殺者が増え、自民党が弱体化したりと、確実に変わった。それも長期政権であったからだ。
その前後の小刻みな政権の変遷は、政局としてはインパクトがあったが、政治としてはあまり変わってはいない。ちょっと駄目な内閣であれば、世間は騒ぎ、マスコミは囃したて、結局内閣は総辞職し、新たな政権が生まれる。ただそれの繰り返しだ。

以前、本ブログで述べたが、国民の意識が低ければそれなりの政治家しか誕生しない。こんなに苦しんでいるのに、どう考えても単なる話題取りの人物が当選するのは、国民がそれなりだと言うしかないのだ。また、ネットという民主主義の申し子のような発言媒体が広まっているにも拘らず、政権の粗探しごっこは盛んだが、政策論争はあまり見かけない。

かく言う私もツイッターでは、昼に何を食べたとか、どうでもいいことばかり発信しているので、あまり大きなことは言えないのだが、たまに真面目なことをつぶやいても反応はあまりない。
まぁ、ツイッターはそれでもいい。様々な個人の今言いたいことや気分や自己満足のコンプレックスなのだから。

ところが、政治は我々の生活や人生にまで大きく影響を及ぼす。ちょっとした人々の気分や好き嫌いで左右されたら困るのだ。真剣に国民全体が政治の政策を論じない限り、我々が望む政治家は生まれない。いい意味での緊張状態が国民と政治の間になければ、それに応えようとする人物が生まれるわけがないのだ。
しかし、残念ながら国民が関心を示すのは政局である。新しい政権ができると早速粗探しを始める。そして、1年も経たないうちに内閣交代を叫び始める。長期政権だった小泉時代も、結局小泉対自民党という政局のドラマを観たかっただけなのだ。

昨今、民主党内での政局がお盛んだが、これに嫌気がさして、与党が自民党になったとしても、そんなに政治は変わらないと思う。ただ、莫大な金額の選挙資金が動いて、人形の顔が変わるだけだ。超長期政権を担っている省庁からすると、何も実務を知らない大臣の名前と対応の仕方が変わるだけで、行政の長たる地位は揺るぎはしない。
本当に政治を変えたければ、まず我々が変わらなければならない。政局より政策だ。その期待に応えうる者だけが国会に送られたら政治は変わる。ただ今は、本当に大志を抱いている者が少ないだけなのだ。ただ雑草を刈り取るだけで、肥料を与えていない土地からは、立派な野菜は生まれて来るわけがない。そういうことだ。



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by jhm-in-hakodate | 2011-02-07 23:43 | 社会・経済について | Trackback | Comments(4)
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Commented by hidemaro2005 at 2011-02-08 00:05
政治に限らず、今、この国や地方、いやいや企業に於いてもです、「政局」が先行しています。だれがトップになるか、という「だれ」の世界なのです。
そこに何が欠けてるか、それは、人の幸福とは何ですか?という小学生でも考えそうな素朴なスタンスです。人は、いつしか、おのれの欲でしか動かなくなっているような気がします。それが、「政局」なのです。つまり、おのの身の振り方が第一で、幸福の本質に対する100年の計が見えないのです。
Commented by 国民代表 at 2011-02-08 02:15 x
「国民は○○だ」的な構文、支持率消費税以下の政党の党首などが頻繁に使っていますね。何を根拠にそんなこと言ってるんだと、いつも微笑ましく見ています。
ここで一句
♪二次情報で見てきたように物を言い♪♪♪
Commented by jhm-in-hakodate at 2011-02-09 02:21
hidemaro2005様、自分だけが満足できることが幸せだと思っているからなんでしょうね。まさしく、自由競争の資本主義社会の個人版というものでしょうか。
自分さえ良ければ人はどうでもいい。そこには、社会全体を見渡す視野を感じられませんね。人が幸せになってこそ、自分も幸せでいられる、ということを考えたことがないのでしょうかね。
Commented by jhm-in-hakodate at 2011-02-09 02:24
国民代表様、なるほど、貴殿のおっしゃることももっともですね。反省すべきところはあります。
でも、貴殿も「国民代表」と名乗られているところを見ると、私と同類なのでしょうね(笑)。