終わりの始まりなのだろうか?

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本日解体が開始された、㈱イチヤマ商店。

昨日、ハコダテ150+に八幡坂の景観形成指定建築物である、旧函館無尽本店(旧北洋相互銀行函館支店)の売却話を記事にし、本ブログでも弥生小学校の新築工事の現状をリポートするなど、久し振りに函館の建物事情の記事を書いたと思ったら、本日とんでもないニュースが飛び込み、現場に急いだ。

㈱イチヤマ商店の社屋解体である。これも先程ハコダテ150+の記事として発信した。「函館の歴史がまた消える」

記事のタイトルの通りの危機感を覚えた。そしてある推測をしてみた。自由の女神問題に端を発して起こった、函館市都市景観条例の改訂が来年実施される予定である。どのような内容となるのか、まだ詳細はわからないが、もし指定地域での規制強化というものが謳われていたのなら、その条例が施行される前に、やれることはやってしまえという「駆け込み」解体や売買などが多発するのではないかという危惧だ。

今回のイチヤマ商店の解体は、元々所有企業の破産がきっかけとなっているため、必ずしもこれに該当しないかもしれないが、その他の建物の動向も気になるばかりだ。
伝え聞く噂では、西部地区の街の風景が大きく変わってしまうような建物の解体も予定されているようだ。だが、あくまで噂であるし、また、仮に本当だとしても今の段階で公表することはできない。

今回の旧函館無尽の売却話とイチヤマ商店の解体。これは単なる偶然と私の無用な危機感で終わるのだろうか?それとも、函館が函館であるべき、明治大正の建物から醸し出す、異国情緒豊かな街並が終焉を迎える、その終わりが始まるのだろうか?

後者だった場合、函館市民は函館を守れなかったことになる。そして、函館市民や観光客が目にするものは、大きな虚しさを帯びた空地か、あるいは弥生小学校のような景観にそぐわない急場しのぎの建物なのだろうか。私はどのようなものでも見続けることになるだろう。


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by jhm-in-hakodate | 2011-07-06 23:11 | 函館の現状について | Trackback(1) | Comments(7)
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Tracked from Anything Story at 2011-07-14 19:37
タイトル : 八幡坂
函館に仕事で行って来ました。ついでに仲間に連れて行ってもらった場所は函館で有名な「八幡坂」。この場所は結構写真で見る場所です。で、どうして行ったかと言うと、永ちゃんの「成りあがり」にこの場所の写真が載ってるんですよ。“昭和52年冬”と題してリーゼントでサングラスをかけて黒のコートを着て腕を組んで。ナイターの終わった夜は、函館で永ちゃん好きの店で飲んで来ました。よろしく。... more
Commented by たかさごや at 2011-07-06 23:43 x
 今晩は。

 う~ん、なかなか難しいですね~

 弥生小学校は解体前に中を見学しました。

 学校自体はある程度の(残す)価値はあるな、とは感じました。

 しかし、あの区画の周りを観ると・・・

 西部地区一帯を誰のためにどうするのか、という構想のなかでの景観を考えないと・・・

 古い建物があるだけではなく、そこに息衝いている“生活”が必要では。

 函館市民が何故西部地区に関心が無いか、其処に済みたいと思わないか。

 前の記事と被りますが、住んでる人間にとって魅力のある街が、本当に魅力のある街なんでしょう。

 私自身は西部地区に住みたいと思い続けていますが・・・

 移住者でも、実際に住んでみるといろいろ不自由なところもあるようです。
 

 
Commented by jhm-in-hakodate at 2011-07-07 00:04
たかさごや様、西部地区の居住に関して、現状の原因などをきちんと説明しようと思ったら、一冊の論文ができるほどの量に達すると思いますので(笑)、詳しくは述べることはできませんが、住む人にとって魅力的であるべきだということは、全く同意します。建物も人が住んでこそ、活きるのですから。
不自由な面が多いとのことですが、その通りで、西部地区が魅力的にならなくても、自分の利害が叶えばいいと思っている人たちが悪循環の発端となっています。
本当に話せば長くなりますが、これ以上不自由にならないように、私は実際に住んでいます。人がたくさん住んでいれば、そこに商業施設は必ずできるのです。住まないからできないのです。だから私は住んでいるのです。
Commented by アヤッピー at 2011-07-07 17:58 x
ルビーさん、くんにちは!
あやっびーと申します。
古いものは、残した方がいいけど、バリアフリーにするのは、新しくしないといけないですし、難しい所です。
古いものを残して、さらに新しいものを追加するという方法ができればいいと思います。
Commented by jhm-in-hakodate at 2011-07-08 00:45
アヤッピー様、こんにちは。
そうですね、外観は昔のままで、内は現代生活に適合するようにリノベーションすることが最もいいと思います。
私はルビーさんてはありませんよ(笑)jhmというちょっと面倒くさい名前を使っています。ごめんなさい。
Commented by たかさごや at 2011-07-08 00:52 x
 例の女神ですが、あの場所にどうかは別にして、ポップアートとして面白いのでは、と思うようになってきました。

 諸問題(地主等々)は措いて、日本中の多くのアーティスト(外国人含む)に住んで貰ってアートタウンにするのはどうでしょう?

 古いものと新しいものが混在する面白い地域になるのでは?

 何れ私も住人になりたいので、その節はよろしく!です。。。
Commented by jhm-in-hakodate at 2011-07-08 23:29
たかさごや様、理想的な形です。昔のものだけが存在するのは不可能です。
新しいものと昔のものと、双方が質の高いものであれば、必ず融合すると確信しています。そして、西部地区はそれが可能な地域です。
Commented at 2016-01-06 19:10
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