キラキラ

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船体は摩周丸。

私がツイッターに参加を始めた初期の頃にある人からフォローを受けた。どんな人なのかと本人の自己紹介やツイートを調べたが、それらは全くなかった。
基本的に、そのような人はフォローしないようにしていたし、今でもそうしている。そのためその人のこともフォローせずにそのままにして、いつしか忘れていた。

ところが、ある時本ブログにコメントを投稿してくれた。そのコメントはちょっと変だった。誰だろうと思ったがHNでピンと来た。おそらくその人だろう、と思いツイッターを調べたら、いくつかツイートしていた。ツイートも少し変な言葉使いをしていた。
だが、ツイートを読んでいると、障害を持つ人ではないかということがわかった。そして、必ず誰かに返信をしていた。

その返信がとても素敵だった。自分が楽しみや喜びを感じたものに対しては、何のてらいもなくコメントしていたのだった。それがミュージシャンでも大手チェーン店に対してでもだ。表現はとても変だが、自分の気持ちを精一杯ストレートに表現しようとしているのが痛いほど伝わった。

それで私はその人をフォローすることにした。

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私が子供の頃、祖母の家に遊びに行くと、時々お小遣いをもらった。欲深い子供だった私は遠慮なくもらった。もちろん嬉しかった。
そのお小遣いは、いつもちり紙(若い方はご存じないだろうが、ティッシュの前身で、だが、ティッシュより硬く、1枚ずつ使っていた)に包んだ、八折りの千円札であった。当時の子供がもらうお小遣いとしては高額であった。祖母は帰り際に小さな声で「いいから持って行け」と言って、私に押し付けてきた。

後年になって母から聞いた話では、可愛い孫に渡したくて、僅かな年金を貯めてくれているんだよ。同居している孫の前ではやれないから、千円札を小さく折畳んでちり紙に包んで渡すんだ、とのことだった。
それを聞いて、あの粗末で硬いちり紙が、世界で最も素敵なラッピングに思えた。

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松任谷由実の歌に「ダンデライオン~遅咲きのたんぽぽ」というものがある。
この曲の歌詞の次の部分が好きだ。



ふるさとの両親が  よこす手紙のような
ぎこちないぬくもりほど泣きたくなる



もう一度、祖母からちり紙に包まれたお小遣いがほしい。
祖母は既に亡くなっているし、この歳になって千円が欲しいわけではない。

ぎこちないぬくもりほど、キラキラした思い出として心にずっと残っている。



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by jhm-in-hakodate | 2012-04-15 23:45 | その他雑感 | Trackback | Comments(0)
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