大嘘と大地の中で

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上の写真は昨日帯広の音更で撮影した白樺の樹である。音更は零下20℃に近づく寒さで、シャッターを押す指も震えていた。そのおかげで何枚か失敗したが、その中で多少まともに撮れたのがこの写真だった。

その樹の幹の下の方を撮影したのが下の写真だ。

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幹にはまるで眼のような部分がある。枝を切った後のものだろうか、それとも来春に枝として成長する芽のようなものなのだろうか。偶然見つけた面白い風景だ。



上の文章は、全くの嘘です。



別に読者の方々を愚弄しようとしたわけではない。今日の本題が、「思い込み」だからだ。
北海道の零下20℃の寒さと風景を知らない人からすると、この写真を見て、「へー、そうなんだ」と思うに違いない。知らなければそういうものだ。私もきっとそうだろう。
ところが、実際に零下20℃の世界を体験してみると、写真を見ただけで何か変だと疑問を持つだろう。2枚目の写真に写っている雪の質がちょっと違うのだ。零下20℃の中では雪はもう少しシャキッとした感じになっている。結晶が尖ってるとでも言ったらいいのか、ともかく同じ雪でも引き締まった感じに見える雪質になるものだ。

この写真は函館の昭和公園という所で撮影したものだ。零下10℃以下だと雪質はだいたいこんなものだ。だが、知らないとそうなんだと思ってしまう。人間というものはそんなものだ。
だが悲しいかな、我々人間は何かを信じないと生きていけない生き物だ。だから昔は宗教を作り、現代は科学を作った。私たちは「科学上」の基準をたくさん作り、さもそれが真実であるかのような「思い込み」を常にしている。
それは竹内薫氏の「99.9%は仮説」を読めばよくわかるだろう。私たちが信じている科学というものがどれだけ不確定要素があるものを明確に示している。

先ほど零下20℃という数字を示したが、それは人間が(それも科学を信じている人民が)勝手に作った基準である。科学というものに関係なく生きている民族からすると、どうでもいい話だ。自分に影響がなければ3℃や5℃違っても、今日は昨日より暑いとか寒いとかそれだけで済む話なのだ。
人間以外の生物にしてみればもっと関係ないだろう。温度の違いによって、自らの生命の危機に直結しなければいいだけのことで、温度を変化を体感したら本能に基づいた行動をすればいいだけのことだ。


しかし、本能が壊れている人間にとっては、基準が必要なのだ。だから温度という概念を発明した。ただそれだけのことだ。
例えば、魚眼レンズというものがある。それは、魚の眼を調べてその構成から、「きっと魚はこんな風に見えているに違いない」という仮説の基で作ったものだろうが、それだって疑わしい。
だいたい人間が見えているものも、それは人間の眼というレンズで得た映像の信号を脳に送って頭脳の中で再生しているだけだ。それは人間にとっての映像であり、見たものの「真実の姿」であるとは限らない。あくまで人間の視覚認識機能の中での映像でしかない。
だから、魚が必ずしも魚眼レンズのように風景を認識しているとは限らない。ひょっとしたら、信号の変換機能が人間とは違って、結果的に人間と同じように見えているかもしれない。絶対そうではないと断言はできないと思う。

例を挙げるときりがないのでこれ以上は書かないが、ともかく私たちは「共通の勘違い」の中で生きている。それが種類によっては「常識」という認識で表現される。そうなると常識人というのは「思い込み」の激しい人間であるとも言える。
その思い込みが、思い込み以外の人間を「異常」と呼び排他すると、そこから犯罪や戦争が発生する。
本当に人間とは困った生物だ。

ちなみに、私は別に科学者を誹謗するつもりはない。科学者の努力は素晴らしいと思っている。だが、まだまだ「思い込み」で科学している人々がたくさんいるような気がしてならないだけだ。



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by jhm-in-hakodate | 2013-01-13 00:57 | その他雑感 | Trackback | Comments(0)
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