函館古建築物地図(入舟町5番)

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入舟町5番は、1番から4番までが面している電車通りの延長上の通りに面し、ちょうど3番の向かい側にあり、入舟漁港に臨む一角である。
入舟町は漁師の街と前に言ったが、実は商店なども混在している街だった。特にこの通りと、もう一本函館山川の通りの建物にはその面影が残っている。

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さて、私は入舟漁港という名称を何度も繰り返しているが、それは通称である。地図にはそのような名称は載っていない。正式な呼称は函館漁港という。これには訳がある。東浜(現在の末広町方面海岸)が築造される前の函館のメインとなる港がここだったからである。だが、ここには大型船は入港できない。小型の漁船が停泊するのが精一杯の港だ。

だから、そんな小ぶりの港を愛着を込めて呼ぼうとすると、入舟漁港の方がぴったり来る。

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西部地区にはこのようなモルタル塗りの建物が多い。一見すると、それほど古い建物ではないのではないかと思ってしまうが、けっこう昔の外壁(煉瓦など)の上に塗っている場合が多い。

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私の実家も昭和11年築の古い建物だが、今はサイディングを外壁にしている。昔よくあった板張りの外壁は、相当良質の木材を使用しなければ朽ちるのが早く、ただでさえ構造的に寒いのにそれに輪をかけることになってしまう。だから一般の古建築物でも外壁だけは現代風なものが多いのだ。

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上の建物などは、横張りの板の上にもう一枚縦張りの板を張っているのがよくわかる。みんな工夫しているのだ。見せるためではない。その家で生活して生きて行くためだ。

(撮影日:2013年5月8日)



このシリーズでご紹介する建物は以下の基準で選択・掲載しています。

1.新築年は戦前以前と思われるものとします。ただし、全てを調査するのは困難ですので、基本的には建築様式などで筆者が主観的に判断します。実際の建築年と異なっていたとしても一切の責任は負いません。
2.外壁・屋根などが現代のものに改装されていても、建築様式が前記に当てはまると判断した建物は掲載します。ただし、外観に建築当時の痕跡が無く、明らかに現代のものに改装されているものは除きます。
3.基本的には1棟1枚の写真としますが、建物の規模が大きい場合には2枚掲載する場合があります。また、長屋などはまとめて何戸かの写真を掲載する場合があります。
4.ご覧になった方に先入観を持っていただきたくないため、その建物の肩書(景観形成指定建築物、伝統的建築物、あるいは建物にまつわる物語など)は一切添付いたしません。どうかあなたの感性だけでご覧になってください。
5.写真の過度な編集は行わず、実物に近い状態の写真を掲載します。ただし、筆者の感性でモノクロにした方がいいと判断した場合は、自分に従います。
6.基本的には○○町○番を一括りとして掲載します。枝番(○号)までは掲載しませんので、気なった方は地図を片手に現地を歩いてみてください。
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by jhm-in-hakodate | 2013-06-02 23:44 | 函館古建築物地図 | Trackback | Comments(0)
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