函館古建築物地図(入舟町8番、9番)
入舟町8番は、前回の7番と同様に魚見坂に面しており、7番より坂上側にあたる一角だ。以前書いた通り、入舟町の一部は商店街であった。この8番にはその面影を感じる建物が、狭い一角の中にある。
その一つがこの建物だ。保存状態が良ければ、それなりに見栄えのする立派な建物だ。
<入舟町9番>
入舟町9番は、8番のちょうど裏側にある小さな一角だ。江戸時代の地図を見ると、当時はどうもここあたりまでが陸地で、これより先の漁港寄りは海であったのではないかと想像している。
9番も狭いせいか、古建築物が少ない。いや、残っていないと言うべきなのだろうか。
(撮影日:2013年5月14日)
このシリーズでご紹介する建物は以下の基準で選択・掲載しています。
1.新築年は戦前以前と思われるものとします。ただし、全てを調査するのは困難ですので、基本的には建築様式などで筆者が主観的に判断します。実際の建築年と異なっていたとしても一切の責任は負いません。
2.外壁・屋根などが現代のものに改装されていても、建築様式が前記に当てはまると判断した建物は掲載します。ただし、外観に建築当時の痕跡が無く、明らかに現代のものに改装されているものは除きます。
3.基本的には1棟1枚の写真としますが、建物の規模が大きい場合には2枚掲載する場合があります。また、長屋などはまとめて何戸かの写真を掲載する場合があります。
4.ご覧になった方に先入観を持っていただきたくないため、その建物の肩書(景観形成指定建築物、伝統的建築物、あるいは建物にまつわる物語など)は一切添付いたしません。どうかあなたの感性だけでご覧になってください。
5.写真の過度な編集は行わず、実物に近い状態の写真を掲載します。ただし、筆者の感性でモノクロにした方がいいと判断した場合は、自分に従います。
6.基本的には○○町○番を一括りとして掲載します。枝番(○号)までは掲載しませんので、気なった方は地図を片手に現地を歩いてみてください。
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