外人墓地とキタキツネ

昨日、仕事を終えて帰宅する前に、ちょっと外人墓地の夕景を撮ろうと思い、久し振りに「定位置」からのこんな写真の撮影をしていた。

すると、山側の方からトットットッと静かに道路を横切る物体を視野に入れた。ふと目をやると、キタキツネだった。
キタキツネは柵がすこし外れて開いている所から墓地内に侵入した。そしてそれぞれの墓をチェックして(たぶん食べ物を探していたのだろう)、墓地を出ようとした。


こうなったら景色よりもキタキツネの方が気になる。撮影場所から離れ、キタキツネを追跡。

すると、坂道を挟んで隣の「ティーショップ 夕日」敷地内へ。その後斜面を軽やかに駆け上がり、駐車場あたりで姿が見えなくなった。
気を取り直して再び撮影を。

何かイメージ通りに撮れない。まぁ、今日はここまでとして、外人墓地を離れたが、ちょっと欲求不満が残り、入舟漁港へ。そしてこんな写真を撮った。

これも今一歩。もう今日は帰ろうとしたところ、さっきのキタキツネが再登場。今度はどんどん民家の方へ近付いて行く。

生きるって大変ですね。人間もキタキツネも・・・・・・・。
近年、郊外の国道を走ると、時々キタキツネが車に轢かれて死んでいる場面に遭遇する。昔から特に田舎では家の近くまでキツネが来て畑を荒らされたという話は聞きますが、函館山って元々キタキツネにとっての食材が豊富な山なのだろうか?函館山とその周辺に畑などもない。いつ頃から生息していてどのような生活をしているのだろうか?
生物学者ではないのでよくわかりませんが、人前に姿を現わしてまでも食べ物を探さなければならないほど、キタキツネも困っているのでしょうか。エキノコックスを心配する方もいるようですが、それ以前に、やっぱり本来棲んでいる「領域」を出なければならない環境を作った私たちの問題が大きいでしょう。
お互いの領域を荒らさなければ、エキノコックスの危険だってないのですから。
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