函館古建築物地図(入舟町18番、その2)

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今回は、18番のその2として、山背泊の通りの海側にある人一人が歩けるくらいしかない歩道を歩いて撮影したものをご紹介する。

なぜそのように至ったがを説明すると、メインの通りを歩いていると、建物が裏(海側)に続いているようで気になって仕方なかった。何かがあるはずだ。そこで、浜側に向かってみた。すると何とも言えない光景が待ち構えていた。

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一言で言えば、一地方の漁村の風景、それで終わるかもしれない。だが、紛れもなく、そこには昔夢と希望を懐深く密かに仕舞い込んで津軽海峡を渡って来た者が見る、函館の最初の姿だっだ。

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もちろん、建物の形も様式も当時と今では大きく異なるだろう。家々の密集度合も違うだろう。だが、なぜかひよっとしたら戦国時代から何一つ変わっていないのではないかと錯覚してしまいそうだ。

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明治時代の華やかさのかけらも感じない。ただただ、昔からこうだったから今もそうなんだ、とでも言いたそうだ。自分たちが変わらなかったのではなく、元町や末広町などが勝手に変わったのだ、と。

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わたしが、山背泊が函館の原点と称したのはそんな理由からだ。

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函館の大衆はけっこう派手な色を建物に与える。原色などだ。そんなところに「粋」を感じてしまうし、日本を感じない部分かもしれない。


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そんな18番の裏側を紹介しないわけにはいかなかった。

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(撮影日:2013年6月5日)




このシリーズでご紹介する建物は以下の基準で選択・掲載しています。

1.新築年は戦前以前と思われるものとします。ただし、全てを調査するのは困難ですので、基本的には建築様式などで筆者が主観的に判断します。実際の建築年と異なっていたとしても一切の責任は負いません。
2.外壁・屋根などが現代のものに改装されていても、建築様式が前記に当てはまると判断した建物は掲載します。ただし、外観に建築当時の痕跡が無く、明らかに現代のものに改装されているものは除きます。
3.基本的には1棟1枚の写真としますが、建物の規模が大きい場合には2枚掲載する場合があります。また、長屋などはまとめて何戸かの写真を掲載する場合があります。
4.ご覧になった方に先入観を持っていただきたくないため、その建物の肩書(景観形成指定建築物、伝統的建築物、あるいは建物にまつわる物語など)は一切添付いたしません。どうかあなたの感性だけでご覧になってください。
5.写真の過度な編集は行わず、実物に近い状態の写真を掲載します。ただし、筆者の感性でモノクロにした方がいいと判断した場合は、自分に従います。
6.基本的には○○町○番を一括りとして掲載します。枝番(○号)までは掲載しませんので、気なった方は地図を片手に現地を歩いてみてください。
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by jhm-in-hakodate | 2013-06-14 22:56 | 函館古建築物地図 | Trackback | Comments(0)
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