函館古建築物地図(弥生町5番、6番)

<弥生町5番>
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弥生町5番は、弥生小学校のちょうど坂上にある一角である。この一角の坂上側の通りが船見町との境なる。ここには以前官舎があり、現在は空地となっている。

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1番同様、老朽化した官舎を取り壊すのは仕方ないが、その後放置している現在の状況は、西部地区の過疎化(?)を助長しているように思える。

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確かここは国家公務員宿舎だったと思うが(私が知っている範囲では、裁判所関係者も入居していた)、函館地方選出の国会議員は、このような土地の利用推進(あるいは売却)を推し進めてほしいと願う。

<弥生町6番>
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弥生町6番は5番の隣、弥生坂と常盤坂に挟まれた一角である。ここもまた坂上側は船見町との町界となっている。6番の大部分を占めるのは道営住宅である。ここには昔愛宕中学校があった。

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愛宕中学校は私の母校であった。愛宕中学校の前は、弥生女子小学校、その前は函館商船学校であった、これまた歴史のある場所だった。
愛宕中学校も、商船学校の流れを汲み、階段が狭く急だった。これは船舶の階段がそのようになっているため、学生の時に慣れさせるために意図的に作ったと教師から聞いた。
この商船学校の意匠も優れていた。素直に「格好いい」と言えるものだった。関心のある方は、函館市中央図書館デジタル資料館の絵葉書を調べていただきたい。

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6番にはわずかだが古建築物がある。

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何度も触れているが、西部地区に限らず、函館には1棟2戸ないし3戸の建物が多い。そして、戸別に所有者が存在するいわゆる「区分所有物」となっている場合が多い。そのためこのように、棟続きの片側が2階を増築し、片側が昔のままという形態の家によく出くわす。

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さの形式の建物の一方が解体をするとこのような跡が残る。これは、現ぞの建物がまず2階を増築し、その後棟続きの一方が解体したパターンだ。外壁の張り方が異なるのが一目瞭然だ。
また、このようなパターンで新たにできた外壁には窓がない場合が多い。元々隣の家とは内壁だけで仕切られていたのだから窓などないため、このようになってしまう。

解体された家にはどんな人が住んで、どのような理由で家を取り壊したのだろうか?そんなことを考えながら歩く筆者であった。

(撮影日:2013年6月11日、18日)




このシリーズでご紹介する建物は以下の基準で選択・掲載しています。

1.新築年は戦前以前と思われるものとします。ただし、全てを調査するのは困難ですので、基本的には建築様式などで筆者が主観的に判断します。実際の建築年と異なっていたとしても一切の責任は負いません。
2.外壁・屋根などが現代のものに改装されていても、建築様式が前記に当てはまると判断した建物は掲載します。ただし、外観に建築当時の痕跡が無く、明らかに現代のものに改装されているものは除きます。
3.基本的には1棟1枚の写真としますが、建物の規模が大きい場合には2枚掲載する場合があります。また、長屋などはまとめて何戸かの写真を掲載する場合があります。
4.ご覧になった方に先入観を持っていただきたくないため、その建物の肩書(景観形成指定建築物、伝統的建築物、あるいは建物にまつわる物語など)は一切添付いたしません。どうかあなたの感性だけでご覧になってください。
5.写真の過度な編集は行わず、実物に近い状態の写真を掲載します。ただし、筆者の感性でモノクロにした方がいいと判断した場合は、自分に従います。
6.基本的には○○町○番を一括りとして掲載します。枝番(○号)までは掲載しませんので、気なった方は地図を片手に現地を歩いてみてください。
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by jhm-in-hakodate | 2013-07-16 11:03 | 函館古建築物地図 | Trackback | Comments(0)
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