函館古建築物地図(弥生町23番)

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弥生町23番は、千歳坂と船見坂に挟まれ、バス通りに一方が面するブロックである。
ここにも古建築物が多いとは言えないのだが、残っているものを見ると面白いものが多い。今まで、弁天町・入舟町・大町・弥生町と紹介してきたが、古建築物の残存数は、ある程度建てた時の建築費によって、つまり、金をかけた建物は残っている確率が高いように思える。

それは、使用されている木材・コンクリートなどの質にもよるだろう。また、建物の維持にかけることができる費用を持っているかどうかという問題もある。ある意味、これは仕方のないことだ。弥生町は何度も繰り返している通り、庶民が住んでいる街だ。だから割合的に古建築物が残存していない確率が高くなってしまう。そんな風に思う。

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だが、個人的には庶民の古建築物も好きだ。例えば、庶民の家にまで和洋折衷などの建物が広がっているのを見ると、函館の「文化」を感じるからだ。

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この建物は、現在ギャラリーとして使用されているが、基坂から西方面、つまり、大町・弥生町・船見町・弁天町・入舟町にこのような古建築物を利用した店舗がもっとあってもいいと思っている。

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(撮影日:2013年7月2日)




このシリーズでご紹介する建物は以下の基準で選択・掲載しています。

1.新築年は戦前以前と思われるものとします。ただし、全てを調査するのは困難ですので、基本的には建築様式などで筆者が主観的に判断します。実際の建築年と異なっていたとしても一切の責任は負いません。
2.外壁・屋根などが現代のものに改装されていても、建築様式が前記に当てはまると判断した建物は掲載します。ただし、外観に建築当時の痕跡が無く、明らかに現代のものに改装されているものは除きます。
3.基本的には1棟1枚の写真としますが、建物の規模が大きい場合には2枚掲載する場合があります。また、長屋などはまとめて何戸かの写真を掲載する場合があります。
4.ご覧になった方に先入観を持っていただきたくないため、その建物の肩書(景観形成指定建築物、伝統的建築物、あるいは建物にまつわる物語など)は一切添付いたしません。どうかあなたの感性だけでご覧になってください。
5.写真の過度な編集は行わず、実物に近い状態の写真を掲載します。ただし、筆者の感性でモノクロにした方がいいと判断した場合は、自分に従います。
6.基本的には○○町○番を一括りとして掲載します。枝番(○号)までは掲載しませんので、気なった方は地図を片手に現地を歩いてみてください。
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by jhm-in-hakodate | 2013-08-17 23:19 | 函館古建築物地図 | Trackback | Comments(0)