函館古建築物地図(弥生町24番)

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弥生町24番は船見坂と魚見坂、バスが高竜寺に向かって左折する角の一帯だ。ここは弥生町の最後のブロックとなる。バスが交差点を曲がるということは、24番の2辺がバス通りに面していることになる。そして、その一方の向かいは弁天町であり、もう一方は入舟町である。

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さて、ここは最後にふさわしく、よく見ると渋い古建築物が多い。特に家ごとの軒の意匠の違いが面白い。

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一般住宅の古建築物には外壁にサイディングを張っているケースがかなり多い。正直言って、そのために検証での選択に戸惑ってしまうことが多々ある。だが、よく見ると、サイディングが途中で切れて、従前の板張りが顔をのぞかせている建物もある。
そんなところが、どこか愛おしい。

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これで弥生町は終わる。次回からは船見町の古建築物を紹介します。

(撮影日:2013年7月2日)



このシリーズでご紹介する建物は以下の基準で選択・掲載しています。

1.新築年は戦前以前と思われるものとします。ただし、全てを調査するのは困難ですので、基本的には建築様式などで筆者が主観的に判断します。実際の建築年と異なっていたとしても一切の責任は負いません。
2.外壁・屋根などが現代のものに改装されていても、建築様式が前記に当てはまると判断した建物は掲載します。ただし、外観に建築当時の痕跡が無く、明らかに現代のものに改装されているものは除きます。
3.基本的には1棟1枚の写真としますが、建物の規模が大きい場合には2枚掲載する場合があります。また、長屋などはまとめて何戸かの写真を掲載する場合があります。
4.ご覧になった方に先入観を持っていただきたくないため、その建物の肩書(景観形成指定建築物、伝統的建築物、あるいは建物にまつわる物語など)は一切添付いたしません。どうかあなたの感性だけでご覧になってください。
5.写真の過度な編集は行わず、実物に近い状態の写真を掲載します。ただし、筆者の感性でモノクロにした方がいいと判断した場合は、自分に従います。
6.基本的には○○町○番を一括りとして掲載します。枝番(○号)までは掲載しませんので、気なった方は地図を片手に現地を歩いてみてください。
7.本ブログ右側にある「カテゴリー」をクリックしていただきますと、このシリーズだけをご覧になることができます。また、「タグ」ではさらに各町だけに絞ってご覧になることができます。





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by jhm-in-hakodate | 2013-08-20 00:22 | 函館古建築物地図 | Trackback | Comments(0)