函館バル街の提案

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明後日、バル街が10周年20回を迎える。私は3年ほど前から毎回楽しんでいるが、最近は「中の人」としてのバル参加になっている。明後日も前回同様、ル・コントワールでお手伝いをすることになっている。
そのため、そろそろ体調を整えておかなければと心がけているが、なかなかそういうわけにもいかず、当日が心配だ(笑)

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さて、冒頭の写真は、今年の春のバル街の模様だが、普通ではあまり考えられない人数の乗客が、「函館どつく前」行の電車に乗り込もうとしている。バル街の中心は十字街周辺と元町・ベイエリアにかけてである。この地域の店を回るだけであれば、電車に乗る必要はない。
当日、バル街チケットを提示するだけで乗車が無料になるため、1駅だけでも利用していることも考えられるが、実際、回を重ねるごとに参加店舗の所在地が広範囲になって、店の回り方によっては電車を利用しなければならなくなっているのも事実だろう。

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どつく方面の最も十字街から遠い店は、どつく前電停から徒歩1分ほどの場所にある。参加店舗数が増えるのはいいことだ。このイベントを長く続けるためには、1回や2回では回りきれない、何度も行かなければならないという状況が必要だ。
そいういう意味でも、バル街の運営は成功していると言えるだろう。

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そういう意味で、これからも長く、バル発祥の地としての発展を期すなら、大門も巻き込んでしまったらどうか。私はそう考える。ついでに、10月に第1回目を開催する五稜郭バルも巻き込んで、「函館西部地区バル街」から「函館バル街」にしてはどうかと思っている。

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つまり、バル街を函館全体のお祭りにしたらどうかということだ。
もちろん、これにはハードルがいくつもあることは容易に想像できる。誰がイニシアチブをとるのか、参加店の基準はどうするのか、会計体制はどうするのかなどなど、互いの思惑が交差すればするはどハードルは高くなるだろう。

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だが、利点も多い。
まず選択肢が広がる、ということだ。前述のように、西部地区バル街がもう電車を利用するほどの範囲で開催されているのだから、大門・五稜郭への移動をしても不思議ではないし、例えば、五稜郭周辺に住んでいる人が、1軒目を五稜郭エリアの店に行って、2軒目を大門、3軒目・4件目を十字街、帰りにもう一度五稜郭で最期をしめる、という選択肢が可能になる。

また、今回は五稜郭、次回は大門、その次は十字街、次は元町を中心にという選択も可能だ。こうすると、バルはそのうち、「函館がのんべえだらけになる日」ということで、全国の他地域で行っている、「商店街バル」の域を完全に脱し、都市全体のイベントとしての新しいモデルともなれる。それは、やはり発祥の地が最初にやらなければならない。

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また、函館はなかなか一つにまとまらない、という悪しき風習があるが、これを解消する契機となるかもしれない。
実際、私は現状では西部地区バル以外行く気はしない。西部地区が好きだからという大きな理由があることもあるが、そうそう何回もあちこち回りたいとは思わないのが正直なところだ。
だが、もし「函館バル街」が実現したら、普段行かない五稜郭の店の中で気になるところにちょっと行ってみようかという気になる。なぜなら、1度購入したチケットでそういう回り方が可能になるからだ。場合によっては10枚綴りのチケットも発売してもいいかもしれない。ともかく、その日は函館中が飲んで騒ぐ日になればいいのだ。これは他都市の人も驚くに違いない。

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逆に、函館ほどの都市で、3つものバルがあることも、違って意味で外から見たら驚きを持たれるかもしれない。そして、市民は思う。やっぱり函館はまとまれないのか、と。



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by jhm-in-hakodate | 2013-09-07 00:40 | 函館の現状について | Trackback | Comments(0)