函館古建築物地図(船見町3番)

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船見町3番は、東坂と弥生坂の間、港が丘通りから坂上の部分(坂の途中までであるが)の一帯だ。
東坂も弥生坂もこのあたりから急に勾配がきつくなる。それでも、どうして昔の人は函館山を目指したのだろうか?やまり函館山は特別な山だ。

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3番での古建築物は和風住宅ばかりだ。まるで、その昔、浜の方では思いっきり西洋を採り入れて格好つけたけど、坂の上まで行ったら目立たないので、本心である和の中で落ち着きたい、という気持ちが表れているような気がする。

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また、3番にはその昔の別荘や庭園などが存在している。明治時代には、恐らく函館内外の政界・財界の要人がこのあたりで酒を飲み交わしたのだろう。

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3番の上限はここまでである。この角を東坂方向に曲がって突き当たると、過去にアメリカ領事館があった場所がある。

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船見町3番は、ある意味函館の歴史の重要な部分を担っていた場所だ。

(撮影日:2013年8月7日)




このシリーズでご紹介する建物は以下の基準で選択・掲載しています。

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2.外壁・屋根などが現代のものに改装されていても、建築様式が前記に当てはまると判断した建物は掲載します。ただし、外観に建築当時の痕跡が無く、明らかに現代のものに改装されているものは除きます。
3.基本的には1棟1枚の写真としますが、建物の規模が大きい場合には2枚掲載する場合があります。また、長屋などはまとめて何戸かの写真を掲載する場合があります。
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by jhm-in-hakodate | 2013-09-30 23:49 | 函館古建築物地図 | Trackback | Comments(0)