MARUSEN~昭和の栄華よ再びあれ~

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本日、11月1日に移転リニューアルオープンした、「cafe & deli MARUSEN」にランチを食べに行ってきた。実は10月30日のオープニングイベントにも行きたかったのだが、写真展とイベント・その片付けなどで時間がかかり断念したのだが、店主であるあやこさんに訊いたら夜11時過ぎまでやっていたそうで、それなら行けたと後悔。

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それでも本日伺うと、あやこさんは熱心に私に話しかけてくれ、イベントの忙殺されている時であれば、きっとこんなに話をできなかっただろうから、今日で正解だったのかもしれない。
ちなみに彼女は、函館市内のカメラマンで私が尊敬する人のひとりだ。彼女の写真に近付きたいと密かに思っている。(彼女と話す時の私の態度は相変わらず図々しいのだが、内心尊敬しています、笑)

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さて、MARUSENが移転オープンした場所はニチロビルである。このニチロビルは、知る人ぞ知る木田保造の施工によるものだ。
古建築物ファンでなければあまり聞かない名前かもしれないが、函館市内で彼が携わった建築物を知ると、誰でもびっくりするだろう。日本最初のコンクリート寺院である東本願寺函館別院、旧丸井今井百貨店(現在のまちセンの前身)、百十三銀行(現在のSEC電算センタービル)、元町カトリック教会など、名だたる鉄筋コンクリート建築物は彼が手がけたものだ。北海道においてのコンクリート建築物の先駆者である。

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そして、MARUSENが入居しているビルは、ニチロビルディング2号館というもので、昭和9年築のものだ。写真からわかる店内は、昭和初期の雰囲気を充分醸し出している。

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話をMARUSENに戻そう。以前あった湯の川に比べると、日常的な私の行動範囲の中にあるため、きっとこれから訪問する頻度は増えることになるだろう。
また、インテリアも、以前の和を基調としたものから、ヨーロッパのカフェを連想させるものと大きくイメージチェンジした。そう、まるで函館の漁業が栄華を誇り、船乗りたちがお洒落に決め込んでハイカラな店にくり出して行く、そんな函館の古き良き時代を思い出されるものとなっている。

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そう、ここで函館の栄華をMARUSENが再現してくれたら嬉しい。まだ遅くはない。函館には栄華を再現できる建物がいっぱいあるのだ。そして、MARUSENもずっとこの場所にいてほしい。

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by jhm-in-hakodate | 2013-11-03 23:51 | 函館で出会ったもの | Trackback | Comments(0)