Milky Railroad

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来年5月に廃線となるJR江差線。人によってこの乗客数の少ないローカル線の意味合いは違うだろうが、私にとっては、子供の頃、母の実家に行くために利用した鉄道として想い出が詰まったものだ。

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私が幼い頃、このローカル線には急行が運行していた。また、準急というものもあったように記憶している。もちろん私たちは普通列車の旅ばかりだったが、列車内はけっこう混んでいたと思う。時には立ち席客が多数出るほどだったと思う。

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窓から外の景色を見るのが大好きだった私は、いつも窓側の席をぶんどっていた。きっと子供だからと大人たちは許してくれたのだろうと思う。
車窓から見る風景は、特別なものは何一つなかった。現在でもそうだが、観光客がわざわざ足を運ぶような景観は何もない。ただの田舎の風景が続いていた。でも、それが大好きだった。

それは、こんな歳になった今の自分にも影響しているのではないかと思う。
私は集団で咲き乱れている桜を見るより、ぽつんとどこかで頑張ってきれいに咲いている桜を見る方が好きだ。それは、何もない原野の中に、何かしら綺麗なものや心に残るものを見つける感性ができてしまったからではないかと思う。

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特別なものがない美しさ。ひょっとしたら自分の写真の撮り方に、それが反映されているかもしれない。きらびやかなものに惹きつけられることは少ない。(但し、夜のネオンは除く)素朴なものの中に何かを見つけたい。そんな傾向にある自分の原風景のひとつがこの江差線だったのかもしれない。

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今回撮影した場所は、上ノ国町字宮越というところだ。後から聞いたが、この川(天の川)に架かる鉄橋がある場所は、廃線を聞いた鉄道マニアが写真撮影のために集まる場所だそうだ。
また、その鉄橋に付随している歩道(鉄製の簡易なもの)は、母が畑に手伝いに行くために何キロも鉄道沿いに歩いた時に利用したものだった。それは戦時中の話だ。
そして私は、子供の頃この天の川の支流で遊び、大人になっても魚釣りをした忘れがたき元風景だ。

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だから、廃線になろうがどうなろうが、私にとっては永遠のMilky Railroadである続けるだろう。




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by jhm-in-hakodate | 2013-12-19 01:57 | その他雑感 | Trackback | Comments(0)
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