ダイエット
先日会社で健康診断があり、体重計に乗ったところ、前年の体重から約5kg減っていた。
この結果だけであればダイエットに成功したか、それとも痩せるほど貧乏か(それは当たっているが、笑)、病気か心労で痩せたかのどれかだろうと普通の人は思うでしょう。
もしどれかと言えば、5kg痩せたのは、ダイエットであった。でも、何か特別なことをしたわけではなかった。ただ単純に腹いっぱい食べるのをやめただけだった。
そこにはある自分の思いがあった。
私の頭の中に、殺される前のジョン・レノンの姿がちらついたのでした。それは、ちょうどアルバム「ダブル・ファンタジー」を発表した後に、かなり久し振りに世界に本人の姿が公開された時の姿。
何年かの沈黙を破ってアルバムを完成させたジョンは、引き締まった、それでいて繊細さをもちながら仕事をやり遂げた男の姿になっていました。その姿がカッコイイ。
自分もそんな感じに自分を磨けないか。そう思っていると、必要以上に食事を摂りたくないと自然に思い始めたわけです。
私はどちらかというと、自然に自分の気持ちを実行するタイプで、有言実行などというカッコイイことはせず、何となく実行することが多いのですが、逆に痩せてこれはパワー不足になるなと思ったら食欲に任せていっぱい食べたりします。
体重が減って良かったことは、やはり体が軽くなったこと。特別に訓練したわけでもないのに、階段を上るしんどさが軽減しました。食事を減らした代わりに野菜ジュースを毎日飲むようにしました。これも計算とか何とかではなくて、自然にそうしようと習慣化になっていました。
まぁ、そんな風に体重を減らすことができるのも50代の内でしょう。60代になってから下手にやってしまうと、元々痩せ型の私は衰弱死の可能性がありますので(笑)、今の内しかできないな、思っています。来年までの目標も何もありません。ただ自分から自然に発する考えに身を任せています。
ですからダイエットの秘訣は、と、もし訊かれても、こう答えるしかありません。
「今の自分の姿をカッコイイと思うかカッコ悪いと思うか」
それだけです、はい。
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