八雲と乙部に行ったら寄るお店
函館市内で何か美味しかったり面白かったりするお店を探すのもいいものですが、困るのは仕事で函館から離れた小さな町で食べる時、どこに行こうか迷ってしまうことですね。
国道沿いのワンパターンの雰囲気がプンプンするところには行きたくない。まぁ、ここで仕方ないかと妥協して入ると、予想通りの普通の味。ある街で食べた味噌ラーメンは、味噌が超泣いてのスーパーで売っているマルコメ味噌なのかヤマサ味噌なのかと考えてしまうような味でありました。
そんな小さな町で私が行く度に寄るのが、山雲の場合は「珈琲屋 嵯峨」です。ここは特別な料理というより、八雲で未だにジャズ屋を開いているという畏敬の念で訪れるのです。
ところが、昼時店に入ると、向かって左側のソファにオヤジさんがごろんと横になってテレビを見ているではないですか。どこかの常連のお客さんが、かなりリラックスしてお過ごしなのかなと見ていたら、私が料理を注文すると、おもむろに立ち上がり厨房に消えて行くのでした。
そして店内はテレビの音声から、写真にある大きなスピーカー(貴重!)へと店内の音をやっと変えるのであります。
まぁ、そんなこともありますが、八雲でこんな大きなスピーカーでジャズを聴けるのは貴重なことだと思いますので、私、ひとり静かに音に耳を傾けながら、食事をするのであります。
これはこれでいいものだと、自分の心に言い聞かせながら昼時を過ごしております。
さて、次は乙部にある「のどか」であります。
元々、乙部の街の料理店はなぜかボリュームがあるものを出すのですが、その中でも豪華絢爛(笑)何と言っても、乙部に行ったらこれは外せないでしょうというのが、「ウニクリームパスタ」でしょう。
この中には、「ウニたっぷり」「エビたっぷり」「イカたっぷり」「アサリたっぷり」「ホタテたっぷり」そして添え物にトビッコとアスパラなどなど。1200円と若干昼食としては値が張りますが、食べたらこれは全然安いと実感するでしょう。
隣町の江差にはもっとたくさんのお店があるのですが、ちょっと足を延ばして乙部まで行ってしまいます。つまらないグルメリポートは不要です。ともかく食べてみてください。
両店ともに場所はちょっとわかりづらいですが、仕方なくどこにでもありそうなお店に入るよりはずっといい選択をしたなと思えるのではないかと思います。
まだまだ各地でこんなお店を見つけたいものですね。
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