住吉漁港通りとグランド

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住吉漁港の近くに来ると、なぜだか子供の頃を思い出す。
私が小学生だった昭和30年代から40年代半ばにかけて、私の住んでいた街の周辺は、決してきれいとは言えない地域だった。いや、おそらく全国のどの町でも一部の地区を除くと、今の感覚での「きれいな街」は存在しなかったのではないかと思う。

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道路には馬や牛や犬や猫の糞があちこちに排泄されたままの形で散在していたし、側溝というよりドブには生活雑排物や工場の排泄物やその他訳の分からないものが流れずに溜まっていた。
普段は不思議にその臭いにも慣れているように思っていたが、野球のボールがドブに落ちてしまい、そのボールを取り上げるために溜まっている汚物に手を入れると、物凄い悪臭がした。

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その悪臭は、家に帰って石鹸で手を洗っても容易にとれないものだった。
それはいつものことだった。手がとてつもなく臭くなるとわかっていても、ボールは拾わなければならなかった。そのボールがなければ遊びがひとつ無くなるからだ。まして、ドブに入った度に新しいボールを買ってもらうわけにはいかなかった。子供心にそんなことを親に頼んだらいけないとわかっていた。
だから、家に帰ると、手とボールを一緒にタワシで洗わなければならなかった。
それでも臭いはとれなかった。

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小学生らしき女の子たちが、大勢自転車で通り過ぎて行った。

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グランドでは中学生らしき少年たちがサッカーをやっていた。

今は時代が大きく変わり、街の衛生面は比べ物にならないくらい清潔になった。でも、どんな時代でも外で子供たちが遊んでいる風景はいいものだと思う。特に親が一緒におらず、子供たちだけで遊んでいる光景にはホッとすることがある。

なぜなら、そこには子供だけのちょっとした冒険心を育む場面があるからだ。きっと親に見つかったら叱られるかもしれない、でも、やってみたい。それは、家の中で遊ぶゲームでは決して経験できない冒険だ。
たぶんそれだけは今も昔も変わらないのではないだろうか。


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by jhm-in-hakodate | 2016-05-19 23:01 | 函館の街並・建物 | Trackback | Comments(0)
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