入舟町の庶民の和洋折衷住宅の解体

a0158797_23144409.jpg

今日、町内会費を支払うためにすぐ近くの入舟町会館に行った。するとその向かいの家が解体作業中となっていた。
建物は写真で見てお分かりになる通り、特別目を惹くような豪奢なものとはかけ離れたいたって庶民的な和洋折衷住宅だ。

a0158797_23192445.jpg

だから誰にも注目もされない。私もきょうたまたま町内会館に行かなければ気付かなかっただろう。
でも、函館の街並を作るこのような庶民的な和洋折衷住宅は、知らず知らずのうちに街の大切なパーツとなっていた。伝統的建造物や景観形成指定建築物だけが西部地区の街を彩っているわけではない。一つ一つの当時のごじゃれた家の集まりが西部地区の何とも言えない空気を生み出しているのだ。
たったひとつやふたつの立派な古建築物だけでこの地域の雰囲気を出せるわけではない。

a0158797_23242671.jpg

私が子供の頃から当たり前のようにあった建物が目の前で取り壊される。それも、切ないほど歴史と物語を持っているだろう建物がただの木の屑になる。
誰かが住んでいたらこんなことにならなかったのに、でも、建物を維持するのにはお金がかかるよね。助手席で連れがそう言った。連れも私の古建築物好きにいつの間にか感化されていたようだ。

a0158797_23331602.jpg

入舟町・弁天町・大町は江戸時代から街が存在していた、いわゆる函館の故郷みたいな場所だ。
だが、多くの地方の町村がそうであるかのように、人々は故郷を捨て、大都市に住み、快適に暮し、故郷には戻ってこない。そのうち、日本人の何割かの人々が故郷を失ってしまうだろう。それが函館でも起きるのか?そもそも故郷とは思っていない市民が大多数だろう。自分を祖先をすっかり忘れてしまうの同じように。

a0158797_23370868.jpg

だからと言って私にはこれらの建物をリノベーションして新しい人が住めるようにできるほどのお金もない。だが、幸いにもカメラがある。ブログもある。人に何かを伝えることができる。今企画している写真集には私たちの故郷のことがたくさん登場する予定だ・



いつもお読みいただきありがとうございます。どうか二つのクリックお願いします。(笑)人気ブログランキングへ にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館情報へ
にほんブログ村
by jhm-in-hakodate | 2018-07-11 23:43 | 函館の現状について | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : https://jhm1998.exblog.jp/tb/238650578
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。