伝統的建造物の解体工事が始まった

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以前から噂の合った末広町の伝統的建築物の「日下部邸洋館」解体工事が始まりました。

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本日は業界用語でいう「中ばらし」の段階のようで、外観はまだキープされていますが、中ばらしが完了すると建物本体の解体に着手するでしょう。

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解体されているのは、この写真の左から3番目です。はっきり言って大きな損失です。また、この辺りの街並が変わってしまいます。
でも、現在の景観条例では強制的に解体を阻止することはできません。そして、建物は個人の所有物です。その所有者の最終的な判断に任されることになってしまいます。
それはきっと仕方のないことでしょう。どんなに助成金をもらったとしても建物の維持をするには不十分であることは歪めません。

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ともかく「終わりの始まりにならない」ようにと市民として望みを残すのみであります。



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by jhm-in-hakodate | 2019-05-12 00:17 | 函館の街並・建物 | Trackback | Comments(2)
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Commented by sy-f_ha-ys at 2019-05-12 18:41
最近、年一回程度しか函館へ訪れていませんが、近年この邸宅が酷く傷んでいたのが気になっていました。景観条例があっても、解体阻止の強制力がないのは仕方がありません。人口20数万人の町の財政で、あれだけの数の歴史的建造物を守るというのは難しすぎると思います。
こちらのお宅、函館の歴史を彩った名家の屋敷でしたから、なおさら悔やまれます。何か良いアイディアは無いのですかね。
Commented by jhm-in-hakodate at 2019-05-12 22:57
> sy-f_ha-ysさん
こんにちは。伝統的建造物認定の特例として、建物が老朽化してその維持や補修にかなりの費用がかかる場合は認定を取消することができるという事項の適用ということで、最終的には所有者の資金その他に頼らざるを得ない前提ですから、一般市民が異を唱えることはできません。
公的助成金も外観を守るためのものが基本ですから、その建物で現代の生活をできかどうかという点になると、やはり自費で賄わなくならないのが、助成金の限度です。
そのためには、公共団体のみならず、古い建物で現代生活ができる居住環境を内部に作らなければ、このような事例はこれからも続くことになると考えられます。
つまり、古建築物を残すという発想から、古建築物を使えるようにするという視点をもつ民間事業がより活発化しなければならないと思います。
そうすると、古建築物に対するアプローチが大きく異なって来ると考えます。有名無名問わずに、西部地区の建物を「活かす」ためにはそれしかないと考えています。