私には夢がある

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えー、前回に引き続き、投稿していないこの期間、ずっとinstagramで世界中の写真を見ておりました。また、それと同時に自分が撮影した写真を見比べておりました。

はい、世界はやはり凄いです。これどうやって撮ったのだろう、という写真や、これどうやって編集したのだろうか、という写真をたくさん嫌というほど見せつけられました。それに比べて自分の写真は・・・・・。
そうです。私が見ていた写真の世界はとても狭いものでした。日本のカメラマンの写真も結構見ましたが、何が違うのか。
取り上げる被写体も全く違います。世界ではストリートフォトグラフが当たり前のようにアップされています。当然、道を歩いている人などが写っているのですが、日本のように肖像権だとか盗撮だろうなどという議論が全く行われていないと思われるくらい、街で歩いている人々を撮影している膨大の数の写真をみることとなりました。もちろんそうではない写真もありますが、何が違うのか?
やはり、世界は写真という文化を理解し、また、たまたま自分がその風景の中のモデルになっても作品が素晴らしいものだったらそれはそれでいいのだろうという容認の空気がを感じますし、極端に話、自分の姿を表現者として撮ってもらいたいと思っている人も多いのではとないかと思うのであります。

つまり、撮る側も撮られる側も、ある意味みんなアーティストなのではないのではないか。そこが日本と海外(特に欧米)との大きな違いのような気がします。
人は美術品なのです。建物も人も全て趣のある、写真という中での切り取られた風景の一部なのです。それが似合うように撮っているのが西洋でした。


さて、そんな世界との乖離を感じた私ですが、逆に言うと私が撮っている写真のようなものはあまり見かけません。そういう意味では、東洋の日本の函館という場所で撮っている私は、反対に西洋では撮れないもの、作れない写真というものがあるはずです。
私の夢は、その東洋の感覚と西洋のセンスを兼ね合わせた写真を撮り、ちょっとした自費出版で写真集を作って、「お金と時間」があればヨーロッパに行って、道行く人に写真集を見せ、「これ買いますか?」と尋ねてみたい。そして、この写真はせいぜい5ユーロだねと言われたら、しかたなくそれで売ります。しかし、この写真は5000ユーロの価値があると言って買ってくれる人がいたら、大きなハグをして「thankyou so much」を連発することでしょう。
日本でそれをやるつもりはありません。

日本人は、アイドルですとか、俳優などの芸能人の写真集は売れることもありますが、カメラマンが真摯に撮って作った写真集がベストセラーになったという話は出て来ません。そのような日本で「twiitter」や「instagram」の投稿で「いいね」をたくさんもらうけれど、本当の評価がうやむやになっているのにもかかわらず、人気がありそうな人とそうでもない人が分類され、たぶんこの人の方が「いいね」をたくさんもらっているから、あるいはフォロワー数が多いから、その人の写真が優れているのかどうかよくわからないものという中で、もやもやとしているよりも、ヨーロッパで写真集を見せて、「買う気がありますか?」と質問し、いらないと言われたら自分の写真は価値がないのだと判断するしかないし、いいと思ってくれたら買ってくれるだろう。

そんなハラハラドキドキする旅を私はしてみたい。

※しばらくコメントをいただいた方にお返事していませんかが、近々ゆっくり時間ができた時にコメントさせていただきたいと思います。無視していたわけではありません。きちんと答えるには時間と気力が必要だからで(笑)








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by jhm-in-hakodate | 2020-02-28 00:18 | その他雑感 | Trackback | Comments(0)