どうしてこんな中函館に来るの?

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現在北海道は緊急事態宣言下真っ只中ですが、函館は観光客が減少したことと、夜の飲食店が休業もしくは早じまいしている以外、特別人々の行動や暮らしぶりに変化は見られていません。
特に昨年から飲み屋さんにほとんど行っていない私にとっては、何も変わっていないと言えます。

先程、観光客が減少したと言いましたが、学生の夏休みや社会人のお盆休みが過ぎたから自然に減少したとも思えるような気がします。もちろん、コロナ前の賑わいではないのですが、それでも宿泊施設には夜になると、それなりに灯りが点いていますし、それと同じくらい、コロナ患者専用ホテルにも灯りが点いています。
何とも不思議な光景です。

西部地区に住んでいる私は、8月の中旬をピークとした人々の大移動の中で、これは明らかに帰省ではなく観光目的で来たのだろうと思われる、緊急事態宣言地域のナンバーの車を嫌というほど見ました。

どうして、最も強い自粛を要請されている地域から人が来るのでしょうか?私のような地方都市に住んでいる者は、緊急事態宣言下にある都府県には恐くて行けません。札幌にだって特に用がなければ行く気にはなれません。
もしそのような所に必要性もなく行って、万一コロナに感染したら、もう、周りから袋叩きにあうでしょう(笑)

ですが、大都市に住んでいる人はそんなことは気にはならないのでしょうね。その感覚は札幌などに長年住んだ経験がある私にも少しはわかる気がします。
わかるというのは、分析できるということであって、理解できるということではありません。

人ごみの中をかいくぐるように生活していると、あまりの人の多さに、その街で起きている出来事と自分との間の「身近さ」を感じなくなります。例えば、東京に住んでいたとして、昨年夏に感染拡大した夜の新宿は、いつも六本木で飲んでいる人からすると、まるで別の県で起きていることのように思われたかもしれません。
また、よく聞いたのが、周りに感染者がいないから自分も大丈夫という錯覚。
今の感染状況は災害級と言われていますが、他の災害と決定的に違うのは、その被害状況を視認できないことです。それもそのはずです。無症状者は当然その様子から感染を知ることもできないですし、発症したら多くの人は自宅で療養するか、宿泊施設に入るか入院するかのいずれかですので、直接的に感染者を目の当たりにする機会は医療関係者以外はあまりないからです。
もし、街を歩いている時に、目の前で激しい咳を繰り返し、意識も朦朧として、そのうち、ばたんと道端に倒れ込んでしまう人をたくさん見たら、誰でも大変なことが起こっていると認識するでしょう。
ただ、その場面が街中ではなく、その人の自宅で起きているだけであって、災害レベルとしては変わりはないのです。

私たちの生活が色々な面で便利で楽になった代償として、想像力を失ったのかもしれません。様々な情報を集約して、今世の中で何が起きているのかというものを想像する力が衰えたのかもしれません。

これには、政府のやマスコミの問題も多くあります。今までは一般の人々に対して、自分が考えたことを述べてまいりましたが、次回からは政治が私たちに何をしたのか、また政治はどうなるべきかについて、私が考えることを述べたいと思います。
たっぷりと、余すことなく話させていただきます。



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by jhm-in-hakodate | 2021-09-04 23:53 | 社会・経済について | Trackback | Comments(0)