弥生小学校の想い出(4)

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今、公共事業という名の破壊が進行中のエリア。こんなに緑豊な「弥生の杜」だった。(昨年6月撮影)

同級生の前に亀井勝一郎の話をしよう。
と言っても、氏の研究家でも何でもないので、この小学校在学中に知ったほんの一部のことだ。

当時、卒業間近の6年生は校長室に何名かずつ呼ばれ、昼食会が開催された。昼食といっても給食をただ校長室で食べただけのことだが(何か一品給食メニューに無い物も付け足された記憶があるが、料理は覚えていない)、食事の最中に校長が亀井勝一郎氏の弥生小学校在学時代の話をしたことはよく覚えている。
学校の史書なのか言い伝えなのか、話の出所はわからないが、亀井氏の小学生時代は相当な腕白少年だったらしい。氏は子供用の着物(流しのようなもの)を着て、夏冬問わず下駄履きで登校して来たという。豪快でとても学問の道に進むという印象を受けない子供だったという。
その話をして、校長は壁に掛けられてある人物画に顔を向けた。それは校長が話したままの姿の亀井氏の絵だった。

亀井氏の他にも多くの逸材が輩出されている学校だが、肖像画があったのは氏のものだけだった。

今破壊中のこの校舎の中に、まだその絵は残っているのだろうか?
私には校舎という物体だけではなく、文化まで破壊されている気がしてならない。
by jhm-in-hakodate | 2010-01-17 21:54 | 函館で出会ったもの | Trackback | Comments(0)
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